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9 8  c - b u s  c o r r e c t i o n

いまは無き、懐かしの拡張ボード。Cバス拡張カードたちの図鑑です。


Cバスとは?

今は昔、1990年頃に全盛期を迎え日本のパソコンの代名詞となったNECの
PC−9801/21シリーズに装備されていた拡張バスの規格です。
現在でも、中古屋に行けば簡単に目にすることが出来るでしょう。

なお、Cバスカードは、現在一般的なPCIバスカードと違い、下の写真のように
本体を開けなくとも、後ろから差すことができ、気軽に増設できました。
本体開けなくても、がすっと差せるんだよん♪



・IO-DATA GA-DRV4/98(グラフィックアクセラレーター)
Cバス最速のグラフィックボード!

GA-98DRV4/98背面の様子

 Cバス最速(とはいっても、16bitバスだから大したこと無いが...)のグラフィックカード。
 98はDOSモード用の画面表示機能を標準で持っているので、本体のRGB出力をボードに入力し、ボードのRGB出力をディスプレイに繋ぐのが一般的だった。
 そうして、DOSモードの時は本体の画面表示をスルーさせて表示させ、Windowsを使うときはボード上の機能を使用して画面を表示させていたのである。

 搭載チップ Traident TGU9680U  VRAM容量 4MB


・SNE HW-98MIDIU(MPU-401互換、MIDIインターフェースボード)
Roland MPU-401完全互換!MIDIインターフェースボード

GA-98DRV4/98背面の様子

 当時、MIDIインターフェースの標準だったRolandのMPU-401互換のMIDIインターフェースボード。音源は内蔵しないので、別途外付けMIDI音源を接続する必要がある。
 大部分の98用MIDI対応ゲームに対応し、これとRolandのSC-55mkUでも用意すれば、MIDI対応の美しいBGMをばっちり楽しむことが出来ちゃいます。
 もち、Windowsにも標準でドライバが入ってるんで、ばっちり使えちゃいます!


・IO-DATA LA-98T & IO-DATA SC-98VPSB
LANカードとSCSIカードの二階建て

LA-98T+SC-98VPSB二階建てボード背面の様子

 10BASE-TのLANカードの上に、SCSI2ボードを積んだ二階建てボード
 CバスはPCIバスに比べ、基板と背面プラケットの面積が広く、また高さもあったため、このように二階建てにすることが出来るボードがあった。
 ちなみに、上に乗ってるSCSIカードは30GBとかの大容量HDDも接続できるスグレモノ!
 こうして二種類のボードを1スロットに差すことができるので、少ないスロットで2つの機能を追加できるすばらしい仕組みだった。
上下のボードを分離してみたところ
 ちなみにこれはIO-DATAの二階建て機構、98セカンドバスTypeUに対応したボード達で、左のSCSIカードが上に積むサブボード、右のLANカードがベースボードである。
 上に積むサブボードにはこのほかにもシリアルインターフェースや音源ボードなどがあった。


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