8月22日

天気:快晴

気温:暑い

 

ホテルのストレージルームに荷物を置かせてもらって、夕方の電車の時間まで旧市街散策。

占領博物館に行った。

 

リーガ大聖堂

人の往来がちょっと途切れた時に、現地人っぽい人に「駐車場の支払いが紙幣しか出来ないので、この2Latsコイン×5枚を紙幣に両替してくれ」と英語で話しかけられる。(少しパックンマックンのパックンに似てた)

なんか怪しいなあと思いつつも、相方も助けてあげようよと言うので、その申し出に応じてあげる。

でもやっぱり怪しいと思ったので近くのカフェで受け取ったコインが本物か聞くと、これは隣のリトアニアのお金の2リタス×5枚。

リトアニアの貨幣単位のリタスの価値はラトヴィアのラッツの4分の1。

う゛、こんな簡単な手に騙された、近くを探したけどもう手遅れ。

やはり僕達とリーガは相性が良くないみたいや。

相方は相当落ち込んでる、被害額は1600円程度なのでこれからも旅行を続ける上での勉強料として諦めて、旧市街の観光を続ける。

20分後くらいに全然違う場所で、偶然さっきのペテン師を見つける。

だ〜っと走って詰め寄り、さっき受け取ったコインを突き出して「さっきの金返せ!」と言ったらあっさり返してくれた。

あれ?こんなにあっさり返してくれるとは思わなかった。

簡単には返してくれないやろうから、みんなの前で「ポリース!」と叫ぼうと心の準備をしてたのに。(^_^;)

そいつは「俺は何にも悪いことしてない」とかブツブツ言いながら足早に去って行った。

ちょうど火薬塔と呼ばれる観光ポイントの前で、周りに人が多かったのが良かったのかも知れない。

 

取り返した紙幣はなんか気持ち悪いのですぐに使う。 普通に使えたので一安心。

 

リーヴ広場には何時間もずっと踊ってるおばちゃんがいた。

あまり表情を出さずに踊っていたけど、写真を撮ってあげたら急にカメラ目線になりちょっと嬉しそうな表情をしてた。

お腹が空いたので、行列が出来てたリーヴ広場近くの軽食堂でご飯を食べる。

まずくはないけど行列を作るほど美味しくない、まあこのロケーションと値段がリーガにしては安いからかな?

リーガはタリンと比べて明らかに物価が高い。

 

カフェの看板

ラトヴィアのポスト

 

自由記念碑

この前に立っていた衛兵2人はマネキン人形かと思うくらい、ピクリとも動かなかった。まばたきすらほとんどしない。

スウェーデンの旧王宮前に立っていた衛兵とはえらい違いや。

 

駅には早めに行き、ChikoChickenというファーストフードで電車の時間まで待つ。

 

リーガからヴィリニュスへ向けて列車で移動

チケットにも英語表記なんて全く無いので座席すらわからずこの列車の従業員のおばちゃんに聞いたけどこの人も英語が全く喋れず、他の乗客に聞いて何とか座席に着く。

この列車はどうやらウクライナ向けの寝台列車らしく、ヴィリニュスまでこれで行く人はあまり居ないみたい。

電車はかなり古く、車内のスピーカーから流れてくる音楽はロシア風の訳のわからない音楽で、しかもやたらとうるさい。 隣のおじさんがトイレに行った隙に、スピーカーの音量をゼロにした。

列車の従業員のおばちゃんは、最初にミネラルウォーターを配ったりして一仕事したら、既にくつろぎモード。

それにビニール袋等のゴミを窓から投げ捨ててる、信じられない・・・。

 

ラトヴィア&リトアニアの国境駅でパスポートチェック、国境を電車で越えるのは初めてや。

 

リトアニアに入ると、従業員のおばちゃんが20リタス紙幣を持ってきて、目の前に座ってなんか話しかけてくる。

どうやらロシア語を喋ってるみたいで何言ってるかさっぱりわからないけど、「両替しないか?」と言ってるみたい。

ああ、もうその手はいいよ・・・。

何言ってるかわからないと繰り返しジェスチャーで答えて断る。

従業員までこれか・・・、全員では無いやろうけどやっぱりロシア系は信用出来ない。

 

22時30分にヴィリニュス到着。

ホテルまでは駅から400m程度しか離れてないんやけど、安全の為にタクシーで行く。

今日は長い一日やった。