イワシダイバーズ ダイブログ 2012


2012年最初のロングツアーです。

恒例のようになっている海外ですが、今回はマレーシアの「マブール」。

何年か前から宿泊できなくなった「シパダン島」へも近く、多くのダイバーが訪れる島です。


マブールへ行くには

日本コタキナバル(国内線)タワウ(送迎車)センポルナ(送迎ボート)マブール

遠いですね(汗)

でも、今回は羽田空港出発。

東京、横浜からなら近いのがありがたい!

夜中に羽田を飛び立てば午前中にはマブールに着いてしまうので案外遠い印象派薄いかも。

※ 今月いっぱいでマレーシア航空の羽田空港発、コタキナバル行きは無くなるとか。ギリギリセーフ!

実は自分も含めてメンバーの皆さんも羽田空港の国際線ターミナルに行くのは初めて。

それほど広くはないけど、当然まだきれいで出発ロビーの上の階は「江戸の街」風の飲食店が並び不思議なたたずまい。


飛行機の窓から見える山はキナバル山 

なんと4000m級  Matsunaga


3度の乗り換えで

飛行機はコタキナバルで国内線に乗り換えてタワウまで。

コタキナバルでは乗り換えながら入国手続きをしなければなりません。(ちょっとわかりにくいですね。)

タワウからはリゾートのバスです。

バスから見るタワウの風景はどこまで走っても椰子の畑やその他の木々の密林が続きます。

夜中の飛行機で睡眠不足の皆さん、目をつぶって眠るようにしています。

センポルナ

バスでセンポルナの港からはボートです。

海が見えるとさすがにテンションも上がってきますね。

ここは陸上もちょっとした街ですが、海の上にもたくさん家があります。

桟橋を渡って送迎ボートに
海に建つ水上民家   センポルナ

もうすぐマブールです!


マブール

昼前にマブール到着後はさっそくリゾートやダイビングについてのオリエンテーション。

それぞれの部屋に入って荷物をといて昼食。

でも、初日からさっそくダイビング。

チェックダイブになるのかな? もっとも、スキルを試されたりはせずに普通にファンダイブ。

カメラは「うーん、ま、いいよ」って感じ。やっぱりチェックダイブだったのかな?

最初に潜ったのは、マブールの他のリゾート(SWV)のハウスリーフ。

2本目は滞在したボルネオダイバーズの桟橋からエントリーするポイント名「パラダイス2」

透明度は7mくらい? こりゃ伊豆とかわらないな(苦笑)

漁礁にしているらしい人工物がたくさん沈めてあります。

そこには、とにかく生物がいっぱい!

これはカメラ派やウォッチング派が好むわけだ。。

それにしてもカメが多い!

シパダンでカメが多いことは聞いているけどマブールでもリゾートの前に潜るだけで何匹ものカメを見ることができます。

漁礁に中にはギンガメアジの大群
マブール桟橋の下にいたヘコアユ

イソギンチャクもクマノミもきれいなので撮っちゃう   Akinoshima


ボルネオダイバーズ・マブールリゾート

いくつかあるマブール島のリゾートの中では最も質素なのかな。

ここには他のリゾートのような水上コテージではありません。

宿泊コテージも質素ながら清潔でエアコン(壊れていた部屋も)、温水シャワーなど必要なものは揃っています。

白い砂浜やたくさんの花や緑もあって、地に足の着いた?滞在がうれしいかも(笑)

ボルネオダイバーズの建物入り口  akinoshima

2室1棟の宿泊コテージ
自分たちが泊まった110号室(と111号室)

小さいながらもプールもあります。

マブールのすぐ沖合いにあるシーベンチャー。もと石油掘削設備?

ここも今は宿泊施設とのこと。へぇ。

リゾートのレストラン

食事はすべてビュッフェスタイル。
朝食だったかな?   nemoza

他の宿泊客も少なくここでまったりしたり。

マブールのダイビング

結局は滞在したマブールでのダイビングはほんのちょっと。

予想外の3連続シパダン!

シパダンで4ダイブするとマブールに戻って潜る感じでもないし(笑)

でも、自分も含めもうお一人はいろいろあってマブール(カパライも)で潜りました。

初日に潜ったときと変わらず透明度は7〜12mくらい。

でも次から次へと出逢う様々な生物たち。

この濁りが生物を養っているでしょうね。

初日も含めて、マブールで出逢った生物の写真です。

キイロトラフウミウシ   Y. Asai
模様がきれい!ブルースポットスティングレイ Y. Asai

オランウータンクラブ     nemoza
ミズタマサンゴカクレエビ

こっちの海はハナダイ、ハナゴイがとにかく可愛い。いろんな種類のハナダイ、ハナゴイたちがひとつのサンゴに集まって宝石箱みたいです。 可愛いい!!

実はこのケロの後ろには…

なんともマブールらしいツーショットですね(^_^)

こちら版のトウアカクマノミ?

漁礁に中にはツバメウオやヨスジフエダイなど。
ヘラヤガラの子

現地ガイドがコブシメを説明するのにイカに似た大きな魚って言っていました(笑)  タートルフィッシュ
コブシメを「イカに似た魚」と言っていたガイドもこっちは「イカ」だと言っていました(笑 アオリイカ、大群でした。

ウミウシ

ウミウシはさっぱりなウチのチームの目にもたくさんのウミウシが飛び込んできます。

当然のことながら、積極的にウミウシを探したりはしないわけですね。

もちろん、小さいものが苦手なお歳の目にもよく見える大きくてきれいなのだけですが(笑)

そんなわけで写真の下に書いた名前はアテになりませんよ(笑)

アンナウミウシ
ダイアナウミウシ
カグヤヒメウミウシ  (ゾウゲイロウミウシ?)
ミゾレウミウシ

キイボウミウシ
シラナミウミウシ

メアジ?の大群 中層も賑やか!

日本で言うとオグロクロユリハゼ?黄色が新鮮(笑)Akinoshima

せっかくたくさんいるカメと記念撮影(^-^)


長い桟橋を歩いて船着場件ダイビングサービスへ
出発!

シパダン

シパダンの宿泊施設が閉鎖されてからはマブール、カパライなど周辺のリゾートから潜りに行くしかありません。

最近では1日につき120人までという人数制限もあってここまできてもシパダンで潜れる確証はないと言われます。(1回の旅行で1日くらいは行けるようにしているようですが)

この人数のコントロールは各リゾートで行っているものではなくシパダンの管理の方でやっているようです。

年末年始など繁忙期はさぞタイヘンだろうと思います。

ちなみにダイビングの行く先がシパダンになるかそれ以外のマブールやカパライになるかは前日の夕方にならないとわかりません。

ボートはすごいスピードで飛ばします。

シパダンまでは約15分。あっという間です(笑)

シパダンの桟橋
シパダンでは毎回各自で名前を記入します。


さすがシパダン、カメが多い。  Oi
1ダイブでいったい何匹見るのかってくらい(笑)

意外と言ってはなんですが、シパダンの浅場のサンゴの綺麗さは見事なものがあります。

とっても豊富で元気な珊瑚礁です!

温暖化で各地のサンゴがダメージを受けている昨今、久しぶりにこんな見事なサンゴの群生を見た気がします。

Y.ASAI
nemoza

シパダンでのダイビングのほとんどはその地形の特徴上、ドロップオフ沿いに進む「ウォールダイビング」。

棚の上は見事なサンゴ、壁沿いも生物がたくさん。

でもどこも似た感じで光景の変化は少ないかも(^_^;)

それにしても、日本では深い場所で見られる生物があまりにあっさり見られてしまいます。海外なのだから不思議は無いとは言え、やっぱりよろこんで見てしまいますね。

スミレナガハナダイクダゴンベは本当にたくさん。アケボノハゼですら20mチョイから見え始め、あちこちでヒョコヒョコ見られました。

さがせばさらにいろいろいるのでしょう。

もっともガイドスタイルはわりと淡々と進むし、4ダイブすることもあってか水深管理にもわりと厳しい(当然ですが)ので進みながら見えてくるものだけでしたが(笑)

スミレナガハナダイ    Y. Asai
クダゴンベ     Matsunaga

チョウハンのペア    Matsunaga
シパダンでもよく見たナンヨウツバメウオたち

さすがシパダン!ギンガメアジの大群。

シパダンの名を有名にしたのはやっぱり凄まじい魚群でしょう。

20年前位でしたか、シパダンの魚群の写真がダイビング雑誌で初めて見たときには衝撃的でした。

多くのダイバーが訪れ、魚が減ったとも言われたシパダンですが、入島制限などで戻ってきつつあるのでしょうか。

その後のマブールやカパライなどでのフィッシュウォッチングも脚光を浴びましたが、最初のシパダンの魚群のインパクトは当時のダイバーたちにとってはとっても刺激的だったと思います。

ギンガメアジの渦!    Akinoshima

R. Oi
R. Oi

Matsunaga

好きなだけ群れに入ることができます。 Y. Asai
もうギュウギュウの群れです。  Matsunaga

nemoza

シパダンではカメもよく見ましたが負けないくらいたくさん見たのがネムリブカ(ホワイトチップシャーク)。

ドロップオフ側の中層を泳いでいるのもよく見ました。

サメではあるけど、あまり注目してもらえないタイプではありますね(笑)

せっかくなのでツーショット記念撮影(^O^)♪

ネムリではないメジロザメも多かったです
ウメイロモドキは少し日本と違うかな


シパダンに来たダイバーはここで休憩やランチを。Matsu
1本ごとにおやつ休憩。後ろは旧宿泊施設

正面にある建物(以前のコテージ?)は立ち入り禁止。  nemoza

おや? ポリスと書いた迷彩色の船が   Akinoshima

隣のブルネイから訪問があるとかで兵士がいっぱい
シパダンに駐在の兵士と。  いいの?(笑)

シパダンの浅瀬は素晴らしく綺麗です。


Tornado & トルネード!!

シパダンでのダイビングはウォールダイビングが多いと書きましたが、ギンガメアジの大群などのところでも割とあっさりしたもの。

サクッと見て、「チリンチリン、はい次」って感じですね(苦笑)

かと言って、最近の日本人のリクエストが多そうなマクロ系でゆっくりと言うこともないんですけどね。

そして、最後の日。

その日のガイドの女の子(マレーシア人)に

「ギンガメアジとゆっくり泳ぎたいのでヨロシク」と伝えます。

そのガイドの子はおおらかな子で

「どうぞ、どうぞ、好っきなだけ遊んでください!」

そんな感じでダイビング最終日の3本目、4本目に臨みました!

ギンガメ群れの横でタルミの仲間も控え目にトルネード(笑)

ギンガメ群れをロウニンアジが狙います。
ロウニンアジ軍団、でかい!迫力あります!

ギンガメ&ムレハタタテダイ

ラストはさらに!

シパダンを有名にしている魚群と言えばギンガメアジと並んでバラクーダ。

しかし、最近はあまり大きな群れは見られていないとか。

私たちもここまで数匹の群れしか見られていません。

この日の4ダイブ目、つまり今回のツアーのラストダイブ。

堪能したギンガメアジ遊びを20分弱で切り上げ、ガイドの女の子に、

「ありがとう、ギンガメは堪能できたよ。ダメ元でバラクーダ狙いに出かけよう」

と合図を。

しばらく進んで、いつもと違うベルのなり方。

キターーー!!

Matsunaga
Matsunaga

nemoza

ぐるっと巻いてトルネード完成!  Matsunaga



おまけ

リゾートの島には大きなトカゲが住んでいました。nemoza

体長1〜1.5m  

コモドドラゴンかと思った(笑) nemoza

宿泊施設だけのカパライとは違い、マブール島はリゾート近くに現地の人たちが住む村があります。

リゾートではよけいなトラブルを避けるためか、村には行かないようにと言っていましたが、今回はダイビング施設のスタッフがウチのメンバーを島周遊に連れて行ってくれました。

リゾート内では見られない生活観のある村の中を見たり、人懐っこい子供たちに囲まれたりしてきたようです(笑)


1月の海外ツアー、毎回違う場所に行っているので珍道中になりがち(^_^;)

そんなツアーに参加していただけるメンバーのみな様には感謝感謝です。

今回のマブール、シパダン。

いろいろありがながも無事に終えられホッとしています。

珍しくたくさん潜ったダイビング。

ラストに用意されていたような興奮のトルネード&トルネードのダイビング。

楽しかったですね!!

いろんな海にまた行きましょう!!

陽気なフィリピン人スタッフのアブドゥル君と

おわり


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