菅野技工5[ファミコン上級ステレオ(RCA出力)改造]
前回までの作業により、菅野技工2号の本体内部がゴチャゴチャしてきたので、思いきって配線を基板に整理し、RCAコネクタも固定化することにしました。用意するものは、市販の\100程度の基板、RCAコネクタ、リード線。さらにRCAコネクタを設置する為に6mm径のドリルを用意しました。高音質化という事なので、RCAコネクタには金メッキ\100のものを使用しました。さらに外部出力部にも1[μF]のコンデンサを組み入れました。
実体配線図
これまでの配線を図のように基盤にまとめましたので参考にしてください。 ファミコン本体内部の基板の設置スペースは、非常に限られていますので上手に大きさをカットして配線を考えてください。
配線整理、コネクタ改善
全体としてはこのようにまとまりました。宙吊り状態だったコンデンサの設置状態が改善されました。
後部のアップ。
前部のアップ。
基板部のアップ。
基板部を横から。
スイッチ処理がまだ中途半端です。
外観はこのようになりました。
これでスイッチ処理を完成させれば見栄えも良くなる状態となりました。
スイッチ部を処理
これまでの状態では見栄えが悪かったので、スイッチ化しました。 スピーカー(7.5[OHM])の代りに、10[OHM]の抵抗を挟んでスイッチを取り付けました。
筐体の加工にやすりを使用しましたが、この作業が一番疲れました。
基板にて抵抗を直列に配しています。
フロントマスクがスッキリいたしました。燃え!!。
以前の乱暴な施工によりスイッチ部の見かけが少し悪いので、 そのうちアルミ板でも被せようかと考えております。
こんなにスッキリいたしました。以前の状態からは考えられない美しさです。自画自賛。
これにより[通常どおりTVで遊ぶモード]と[RCAコネクタより出力を得るモード]との切り替えが可能になりました。
外部音の出力については内部音に比べて音量が低くなっているので、正常に録音するにはMIXERなどが必要になってきます。内部にアンプでも設ければ良いのでしょうが、音質の劣化が気になるので、仕様という事で、各自外部機器にて音量を調節された方が良いかと考えます。