年金問題 落ち無しの年金問題

落ち無し君へ

年金の問題であーだこーだ、世の中いろいろ言っております。私は、今の年金受給者は、年金を貰いすぎ財政が苦しくなっている部分もあると言いたい。また、役人の使い込みや、いらない施設への財政つぎ込みなど、も、大きな問題ですが、それも、自分たちが自民党を選び続けている、つけが起こしている問題だと、私は思う。もちろん、他の政党がしっかりしているかどうかは、分からないが、少なくとも国民を怒らすと政権交代が起きることを示せば、役人の言いなりになることは、減るはずである。結局は、国民の責任である(政治家を選ぶことを含めて)。自分たちがしっかりしないから、こんなことになったのだ。

年金の歴史と平均寿命

一番の問題は、支払った額(国民から見て保険料)と貰う額(老齢年金等)が同じでないと、やっていけるわけがないのに、そのことから、国民は目をそらそうとしていることである。わからんと言えば分からんのかもしれないが、じつは、分かっているのではないか。つまり、今、年金を貰っている人は、自分が支払った保険料の何倍も貰っていることを。うすうす、分かっているんでしょう?
それに、逆に今の若い人は保険料支払額の何割かしか、貰えないことを。分かっているんでしょう?
保険料を払ったんだから、年金をもらえるのは当然だと、今の年金受給者(今年金を貰っている人)は、言う。
もちろん、もらえるのは、当然だ。もらえるのは、当然だが、その額が問題である。自分が払った以上の額を貰おうというのは、自分勝手ではないのか。利己主義ではないのか。今の若い人たちを非難するが、自分たちこそ利己主義ではないのか。

年金制度を守りたいなら、今の年金受給者も年金を減らすしかない。役人には、今の受給者の年金を減らすことは考えていない。つまり、つけを将来に残すことしか考えていない。将来の年金受給額を減らすことしか考えていない。それを、国民から隠そうとしている。問題の先送りである。

私は、本当に今の老人たちに責任感と子供・孫たちへの愛があるなら、健康で元気な老人で働いている人は年金を減らしてもいいという意見が出てもいいと思う。それが出ないのは、老人たちも利己主義ではないのか。健康で元気な老人は、働いて、奉仕活動でもいいから世の中に貢献すべきである。

本来 保険とは、共済である。共済とは、助け合いである。誰かが困った時のために、お金を出し合って助け合おうと言うのが、保険である。たくさん出して、貰う額が少ない人もいれば、支払った以上にもらえる人も出る。困った人がたくさん貰える様にするのが保険で、困らない人は、もらえる額が少ないのが保険である。それは、加入する時点で最初から分かっていることが原則のはずである。それを、支払った以上にもらおうとする人があまりに多すぎる。利己主義な人、自分勝手な人が多すぎる。
もっと、責任を持つなら、全体で助け合うのが保険であると分かっているのなら、

以上、私にとっては、当たり前のことであり、たぶん世間の人にとっては、とんでもない意見かも知れないが、私 落ち無しの意見でした。


追伸 実は、助け合いの心が減っているから、老人は年金をたくさん必要とし、助け合いの心が減っているから結婚が減っているし、助け合いの心が減っているから、子供を生むことをためらうひとが増えていると、私は思う。助け合いの本当の愛があれば、自分の贅沢を減らしても愛を選び、結婚し子供を生むと思う。助け合いの心があるものにとって、贅沢より、結婚や子供への愛の方が自分自身の幸せにとって大切なものだから。そして、助け合いの心がないから、大世帯(おじいちゃん、親・子供、孫が同じ世帯で暮らすこと)が少ないのである。
老人も親も子供も孫も、どこにも助け合いの心がないから、一所に暮らそうとしない。
そうすると、贅沢が別々の世帯で発生する。無駄が多い。

子供を生むことをためらう社会だから、出生率が下がっているのである。それがそのまま、年金財政に響く。子供が多ければ、将来、たくさんの子供の保険料が集まり、年金も黒字になるが、子供が少ないから、将来 年金を支払うための保険料収入が少なくなる。役人はますます、一人当たりの保険料を多く徴収しようとする。困ったことである。子供を生まないのは、みんな、経済的な理由を言うが、私は愛のなさをいう。
ひとりひとりの愛が少ないだけでなく、全体の愛が少ないから、全体が贅沢を求めるから、自分も子供を生むことをためらう。社会全体が子供にも自分にも贅沢を求めるから、あまり、生まない。社会全体が贅沢より愛を選ぶなら子供は増える。戦後の日本のように。

ひとつ、紹介しよう。講談社より「普通の人がこうして億万長者になった」本田健 作で
長期的金持ちの共通点として、収入の範囲内で生活するとあります。貧乏な時代を持つ今は金持ちの人は、貧乏時代は節約していた人が多いということです。これは、普通の人が意外であると感じることです。しかし、本当の長期的金持ちで幸せな人は、節約家が多いとの事。それより、社会貢献を考えるとのこと。

  h16.6.13