Moonshine <Pray and Wish.> Preview


全てを知る日まではまだ遠い

そして、少女は目覚めた。
「……ま……ま…………?」

事象に逆らう者達

(そう。二十歳になったら聞かせて貰う約束だったんだ。アタシの両親のこと)

知らないところで流れる河

「娘を返してもらおうか」
「断る。私はあの子の育ての『親』だ」

交錯する想い

たなびく風に身を委ねる。ふわりと髪が舞い、空気が彼女を抱き包む。
「……私の勘違いだったんです。でも私、幸せですよ」
「それでいいのかい? 詩織ちゃん……」

未来を定められた血

拓也の腕の中で彼女は呟いた。
「貴方を愛することが、こんなに辛いなんて……」
「どうして?」
「……貴方にだけは言えない」

人としての禁忌。半精人としての本能。

「違うの……貴方の姉さんへの感情はそうじゃないの!」

やがてその姿を現す「祈り」

「あれは我々の所業でもあるのだよ」

それと対を為す「裁き」

「何!?」
振り下ろされる刃を左掌で弾き飛ばし、音々の右拳が白く輝く。
「白き還元!」

自己の存在

「私は他の個体と自分とを識別できる。他の個体と私は違う。だから、私は私だけ」

信念

- System reboot -
PROGRAM "ZERO"
Soul Code: Shiori Sakuya

かえるべき場所

「ね、知ってます? 想いって力になるんですよ」

遺される想い

「うるせぇ!ぐだぐだ言わずに好きと言え!」

そして、願い



presents by T-Hash. (MOON Studio)



 音々のキャラに悩んでいた時期です。大阪弁にするかしないかで、ギリギリまで悩みました。この頃はまだ大阪弁を喋っていませんね。晃司と詩織の会話シーンは、こういう形にはならないかもしれません。あと、拓也に抱かれている女性は、実は詩織ではなくて葉雪です。当初はこういうキャラクタだったんですよねー。と言うわけで、その後で「違うの!」と叫んでいるキャラは雪菜です。
「私は他の個体と〜」は本編(Epi2-6で、義体・詩織・美咲の三人で会話しているシーン)では少し文面が変わってしまいましたが、元の台詞の方がよかったかな? ('98/08/08 Wrote)


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