Moonshine <Pray and Wish.>

登場人物紹介
年齢は2023年12月1日現在のもの。 男性女性精人

片桐音々 (Otone Katagiri) 22歳 Episode 03から登場
 本編主人公。国立倭工業高等専門学校(通称:倭高専)魔導工学科五年に在籍中。強い霊力と精霊術を自在に操る女性だが、それ以上に格闘戦に天賦の才能を発揮。義父の影響か、大阪弁と呼ばれる古式言語で喋る。
 性格は大ざっぱ。その場のノリで行動するが、それは己の行動に信念を持った上でのことだと本人は言う。
 高専入学まではユーラシア大陸各地を放浪していた。
 『光の夜』以後は、樹華の薦めで月に行っていた。
鳳拓也 (Takuya Ohtori) 24歳 Episode 01から登場
 本編主人公。父親である一馬の死後、高校を中退して雇兵の道に入った。霊力の強さは群を抜いており、その為に母親は誰なのかが問題になっている。日本刀を愛用し、理沙に師事したその腕前は、この若さで既に達人に近い。素早い動きからの一撃必殺を信条としているが、敗北を知らないが為に打たれ弱い一面もある。また、霊力による増強がないと、腕力自体は意外と非力。
 性格はやや猜疑心が強いが、基本的には善人。困った人を放っておけないタイプだが、主体性に欠ける一面も。
 『光の夜』以後は、自治領軍に逆らう「黒い魔人」と呼ばれ、人々にも恐れられている。
咲夜詩織 (Shiori Sakuya) 22歳 Episode 01から登場
 本編ヒロイン。咲夜家直系の血をひく、次代当主候補。咲夜家の外の世界を知らずに育ってきたために、世間知らずというかどこか心に幼さを残している。自分が普通の女らしくないと思っており、それについて強いコンプレックスを抱いている。
 『光の夜』以後、生死不明。
咲夜美咲(綾瀬香織) (Misaki Sakuya / Kaori Ayase) 22歳 Episode 01から登場
 詩織とは双子の姉妹。一応、美咲の方が妹ということになっている。おとなしめの詩織とは対照的に、不必要に威勢がいい。初対面の人間にも、正面から突っかかっていけるタイプの人間。
 同族意識の強い咲夜家の風潮か、それとも血族間での精神同調に霊力を高める作用があるせいか、詩織を恋愛の対象として見ている。綾瀬香織と言うのは『光の夜』以降に名乗っている偽名。
江藤晃司 (Koji Etou) 23歳 Episode 01から登場
 拓也の相棒。銃の扱いに長けており、接近戦主体の拓也を巧みにサポートする一方で、気配を完全に殺し、静かに敵を倒すスタイルの戦術も得意とする。魔導工学に長ける一面も。
 過去に両親を惨殺されており、それ以来理沙とは生き別れになっていたが、拓也と出会う直前に再会。拓也を、風間達と共に精人と戦う仲間として引き入れようとしたが、説明するタイミングを伺いすぎて失敗。祖父は春日琢己
 『光の夜』以後は、独自の活動を続けていた。
江藤理沙 (Lisa Etou) 27歳 Episode 01から登場
 晃司の姉で、拓也にとっては剣術の師匠。ロシア地区出身の祖母の影響か、両眼が少し青い。まだ幼い頃に伯父である明に誘拐されていたが、15歳の時に保護。その後、咲夜近衛隊〜雇兵を経て、現在では地球軍所属。指揮官クラスらしい。その雇兵時代に、拓也・晃司とチームを組んでいた。人脈は広く、晃司以上に策略家。
 『光の夜』を境に、自治領の領主に収まっている。
シェラ峰誼 (Shahrazad Hougi) 23歳 Episode 02から登場
 峰誼家の現在の当主。自己犠牲を美徳とするが、それはネガティブな性格の裏返しでもある。峰誼家直系ではあるが、その力は詩織や美咲には遠く及ばない。
 父親が西アジア地区出身。その為か、肌の色は褐色系。7歳の頃まで父親の故郷で暮らしていたが、先々代の峰誼家当主が病死した為に移住してきた。なお、父親は16年前に交通事故で母親は2年前にガンで死亡している。
 理沙によって峰誼の里を壊滅された後は行方不明だったが、「黒い魔人」と呼ばれるようになった拓也と共に、理沙への復讐の機会をうかがっている。
咲夜静香 (Sizuka Sakuya) 45歳 Episode 01から登場
 詩織・美咲の母親で、現在の咲夜家当主。桜花の命令ならば娘を殺せると明言しているが、美咲の演技を見逃す一面も。どちらが本性かは判らない。
 『光の夜』以後、生死不明。
咲夜瑠璃奈 (Rurina Sakuya) 23歳 Episode 02から登場
 桜花が約2000年ぶりに産んだ娘。生まれてからずっと眠り続けたまま目覚めようとしなかったのだが、ある日突然に詩織用の義体を奪って逃走。その真意は不明。
 『光の夜』以後、生死不明。
咲夜志帆 (Shiho Sakuya) 26歳 Episode 01から登場
 咲夜近衛隊長。分家筋の人間だが、本流からさほど離れてはいない。詩織とは又従姉妹(またいとこ)の関係にあたる。咲夜家への忠誠心に溢れる女性だったが、人間を機械の部品のように扱う咲夜家の方針に対し、ある種の危機感を感じつつある。
 咲夜家を出奔した後は風間の元にいたが、『光の夜』以後は理沙に仕えている。
咲夜小十郎 (Kojuroh Sakuya) 19歳 Interlude 01から登場
 咲夜志帆の弟。姉に似ず、開放的な性格。霊力は弱いが、まだ未熟ながら刀技を修行中。右腕は義手。
 『光の夜』以後は、咲夜家残党の実質的な指導者となっている。
咲夜美樹 (Miki Sakuya) 19歳 Episode 05から登場
 咲夜家の術者。『光の夜』以降、小十郎に率いられるようになった咲夜家の術士のまとめ役。小十郎とは同い年のせいか、割と仲がいい。
咲夜真琴 (Makoto Sakuya) 22歳 Episode 03から登場
 咲夜志帆の妹。
 姉弟が出奔してからも咲夜家に残っている。
 『光の夜』以後は小十郎らと行動を共にしている(第二部未登場)。
北嶋由香 (Yuka Kitajima) 28歳 Episode 01から登場
 咲夜志帆の側近兼ボディーガード兼恋人。トラップやナイフの扱いに長けており、狙撃の腕も優れている。
 父の代から志帆の家に仕えているが、これは咲夜家へ仕えているわけではない。由香自身の忠誠も志帆個人へのもの。現在は志帆と共に理沙の元にいる。
鳳一馬 (Kazuma Ohtori) ??歳 Episode 04から登場
 拓也の父親。大学で助教授を務めていたが、4年前に飛行機事故で死亡している。専門は考古学だが、神霊術にも造詣が深かった。
 ……と思われたが生きていた。その正体は樹華
桜花 (Oka) --歳 Episode 01から登場
 咲夜家の始祖で、樹華とは敵対関係にある。
橘花 (Kikka) --歳 Episode 04から登場
 橘家の始祖。現在は実権を失い、やがて音々と行動を共にするようになる。
樹華 (Juka) --歳 Episode 04から登場
 桜花・橘花と並ぶ力を持つ精人で、この三人は他の精人よりもランクが格上。二人の争いを見届ける者としての役割を持つが、その戦いの意味自体には疑問を持っている。男性体を取っており、拓也の父親でもある。
葉雪 (Hayuki) --歳 Episode 02から登場
 樹華が、元居た世界から連れてきた三人の娘のうちの一人。ただし、その親娘という概念は我々のそれとは微妙に異なっている。
 その力で拓也を虜にし、雪菜を呼び起こすための力を溜めていたが、理沙の奇襲により斬殺される。
雪菜 (Setsuna) --歳 Episode 02から登場
 樹華が、元居た世界から連れてきた三人の娘のうちの一人。
 雪菜は肉体を維持するだけの力を持っておらず、本来は葉雪が肉体維持を担当し、雪菜が肉体の操作や周囲とのコミニュケーションを担当していた。葉雪の消滅に伴い、雪菜も消滅。
峰誼 (Hougi) --歳 未登場
 樹華が、元居た世界から連れてきた三人の娘のうちの一人。
 桜花と橘花の手で、200年程前に消滅させられている。理由は、桜花と橘花が二千年かけて己の一族を育て上げ、雌雄を決しようとしていた事を樹華が止めようとしたため。
春日琢己 (Takumi Kasuga) 享年67歳 Episode 03から登場
 晃司・理沙の祖父。かつては剛名を轟かせた軍人だったが、息子である明の怪我を機に引退。以来、剣道場を開いていたが、門弟は理沙と晃司だけだったらしい。20世紀末の戦争も経験しており、実戦の中で培ってきた戦闘術は敵味方から鬼神と恐れられた。年老いたせいでかつての迫力はないが、熟練され尽くしたその技には切れ味の鈍りなど一切無い。
 咲夜本家付近での、江藤理沙との戦闘で死亡。
風間龍成 (Tatsunari Kazama) 47歳 Episode 03から登場
 音々の義父で、倭高専魔導工学科教授。霊力・魔力の蓄積や力量測定技術を確立した業績で数々の賞を受賞している。魔導工学の先駆者的存在で、彼の活躍が魔導工学を学問として定着させることとなった。その業績で、30代前半にして教授に就任。また精霊術を編み出したのも彼である。しかし、風間自身はそれほどの力を持っていない。霊力・魔力は皆無。
 魔導工学関連の特許料の収入だけでもかなりの資産を有している。
 『光の夜』以後は、理沙の傘下に入った。
風間洋子 (Hiroko Kazama) 42歳 Episode 03から登場
 風間龍成の妻。学生時代の後輩にあたる。夫が無精子症のため、子供には恵まれていない。旧姓は南雲。
神楽漣 (Sazanami Kagura) 23歳 Episode 03から登場
 風間家の養女。肉体を持たず生まれてきたため、母親の身体を借りて生活している。母親の身体は、漣を産んだ22歳の時のままで成長を止めている。強い霊力を持っているが、それを操る術を知らない。その数奇な出生には、父親が大きく関係していた。
 『光の夜』以後は晃司と結婚し、行動を共にしている。
神楽桜 (Sakura Kagura) 47歳 Episode 03から登場
 漣・拓也の母親。ちなみに二人の父親は樹華。漣を産む以前の記憶を失っていたが、樹華との再会をきっかけに取り戻した。普段は、漣が言うには「眠っている」らしい。白い髪と白い肌、そして緑色の瞳を持つが、以前は普通のモンゴロイドだった。樹華と出会うまでは、橘家の当主候補だったらしい。
橘美里 (Misato Tachibana) 44歳 Episode 03から登場
 橘家の現在の当主で、音々の実の母親。
 音々を力ずくで橘家へ連れ帰ろうとし、返り討ちにあって負傷。
 『裁きシステム』を発動させるため、消滅した。
橘徹郎 (Tetsuro Tachibana) 48歳 未登場
 美里の夫で、音々の実の父親。
 裁きプロジェクトの一時凍結に尽力した。
橘華音 (Kanon Tachibana) 22歳 Episode 03から登場
 音々の双子の姉。ちなみに姉・妹というのは、潜在的な霊力の差によって決められる。(判るらしい)
 異常なまでに高いプライドと選民意識の持ち主。音々と一対一の勝負をし、敗れる。
 『光の夜』以後は橘家の当主となり、月政府の大統領にも就任した。
笠置隆一 (Ryuichi Kasagi) 享年26歳 Episode 02から登場
 拓也の昔の仲間。霊力・魔力は持っていない。剛胆な性格と剣技で皆に慕われていたが、妹を失って以来、我を失った。妹を殺したのは自分だという現実から拓也を恨むことで目をそらしていたが、やがて真実と直視した彼は、自らの死を選んだ。
笠置佳代 (Kayo Kasagi) 享年21歳 未登場
 隆一の妹で、かつては拓也の恋人だった。温厚な性格の彼女がどうして雇兵への道を歩んでいたのかは判らない。隆一の撃った流れ弾に当たって死亡している。
榊絵里 (Eri Sakaki) 26歳 Episode 02から登場
 隆一の相棒で、拓也とチームを組んでいた頃もある。佳代の死の真実を絵里だけが正常に覚えていた。そのことが、皆が隆一から遠ざかっていく中で、彼女を隆一の許へと留まらせる要因となっていた。
 『光の夜』以後、消息不明。
桂城潤一郎 (Junichiroh Katsuragi) --歳 未登場
 風間が裁きシステム研究プロジェクトに参加していた頃の友人。風間に精人の存在を教えたのも彼。だが、徹郎と知り合いだったり、逃亡中の風間一家の居場所を知っていたり、その他やたらと事情に詳しかったりと謎が多い。桜の夫で、漣の父親。
 後に鳳一馬と名を変える。その正体は樹華


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