ワイルドアームズ セカンドイグニッション
SCE
PS

 国産RPGの最高峰である。
 誰が何と言おうが2000年5月現在、この作品を上回るRPGはない。少なくとも僕の中では。
 いわゆるシナリオ主導型のRPGである。実験的要素は特になく、非常にオーソドックス(悪く言えば無難)なシステムに仕上がっている。強いて言えばフォースシステムに依る、特殊攻撃の使い方(また、魔術師系キャラの起用法)の妙があるのだが、これについてはプレイしてみないと判りづらいだろう。
 オーソドックスであるが故に、すんなりとゲームに入れる。
 すんなりとゲームに入ったところで、シナリオによって強く引き込まれる。(アシュレーの例のシーンでは、鳥肌が立つほど燃えました)
 それを彩る丁寧に書き込まれたグラフィック。
 時に物悲しく時に血湧き肉踊るサウンド。(最終決戦は最高です!)
 いい意味で生臭い登場人物たち。

 取り立てて欠点らしい欠点がない……と書くとなんだかつまらなく思えるかもしれない。しかし、この作品においては個々が素晴しすぎて特筆のしようがないのだ。

 CD-ROMへのアクセスも軽快で、プレイ当時はEDまで一気に突っ走りました。
 この先どうなるのだろう……? と、ずっとワクワクしながらコントローラを握っていました。
 これを書きながら、もう一度プレイするための意欲がふつふつと湧いてきています。あまりに漠然とした文章になってしまったけども、二度目をプレイした後なら、もっとハッキリとこの作品の素晴しさについて書けるかもしれない。
 だから、また機会を改めてこの作品について書こうと思います。今はただ、素晴しかったという事だけを書き記しておきます。


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