ワークシートのボタンとauto_closeイベントプロシージャーの役割は?

Question 800-03 拙著「Excel VBA 実用マクロ800連発 [中・上級編]」 Previous Next
クリックすると目次が表示されます。 サンプルNo.686 ◆ 環境・・ Excel 2003 & Windows 8.1

はじめまして。大変面白そうで、参考になる書籍ありがとうございます。
早速ですが、サンプルの構造も大変参考になりますので、これについて 質問させていただきたいと思います。

Excel表の中で、


とあります。
一方、VBAエディターの中で
Private Sub ためす1_Click()
    イベントが発生しないようにしてブックを閉じる
End Sub

Private Sub ためす2_Click()
    イベントが発生するようにしてブックを閉じる
End Sub

Private Sub auto_close()
    Application.DisplayAlerts = False: ActiveWorkbook.Close
End Sub
とありますが、質問は次の3点です。
Q1. VBA内でユーザーフォームを使っていないのに、2つのボタンをExcelワークシートに貼りつけて、それぞれに、ためす_1 と ためす_2 と名前をつけられて、イベントプロシージャを上記のように作成されていますが、
 (1) どうやって、コマンドボタンをExcel表に貼りつけられたのか?
 (2) また、いかにして名前をつけられたのか?
 (3) また、いかにして、イベントプロシージャをつくられたのか?
よくわかりませんのでご教示ください。

Q2. 上記のプロシージャの最後の 
Private Sub auto_close() は どういう意味なのか、また、なぜ必要なのか、ご教示ください。

Q3. ユーザが作ったコントロール(コマンドボタンなど)に作るイベントプロシージャは、この例のように、標準モジュールに作るのが、良いのでしょうか。(Q1.(3)関連?)

以上、幼稚な質問で恐縮ですが、よろしくご教示方お願いいたします。
Answer   Copyright (C) 2015.4.14 永井善王
拙著「Excel VBA 実用マクロ800連発 [中・上級編]」をご購読、ありがとうございます。 順に回答させていただきます。
お知らせ
従来、コンピューター用語の末尾の長音記号を省略する書き方が一般的でした。が、この本(800連発)の出版時点(2012.4)から、マイクロソフト社の 外来語カタカナ用語末尾の長音表記の変更 に準じて、省略しない書き方に改めました。
A1. Excelワークシートにボタンを作成してマクロを登録する方法
Excel2003のワークシートでは、[コントロール ツールボックス]にある[コマンドボタン]と、[フォーム]ツールバーにある[ボタン]のどちらでも利用可能です。あなたが疑問に思われた[ためす]ボタンは、[フォーム]ツールバーのものです。
クリックするとご紹介ページが表示されます。
くわしくお知りになりたいのであれば、拙著では
・「作りながら覚える! Excel VBA マクロ組み方講座」(2009.3初版141~147ページ)
・「Excel VBA マクロ組み方講座」(H15.7初版38~46ページ)
をお勧めします。

なお、このホームページでも、その一端を下記ページでご覧いただけます。
 ・[マクロの登録]ダイアログボックスが表示されないが? その1
 ・[マクロの登録]ダイアログボックスが表示されないが? その2

A2. auto_closeイベントプロシージャー

このプロシージャーはイベントプロシージャーで、ブックが閉じられる直前に発生するイベントを感知して実行されます。
この本の付属CD-ROMに収録されている800個のExcelサンプルブックは、原則として、読者さんが[ためす]ボタンをクリックすると、サンプルマクロが動作するようになっていて、ワークシートの状態が変更される場合があります。

そのため、読者さんが、そのサンプルブックを閉じようとするとExcelが […変更を保存しますか?] と訊ねてくる場合があり、応答結果によってはサンプルブックの状態が変わってしまう恐れがあります。
そうなってしまうと、後日の不具合発生を招来しかねないので、
Application.DisplayAlerts = False: ActiveWorkbook.Close つまり、警告やメッセージを表示しないようにしてから閉じています。

A3. イベントプロシージャーの作成場所
[フォーム]ツールバーでワークシートに作成した[ボタン]に登録するプロシージャーは、標準モジュールまたは、そのワークシートのコード画面に作成することが可能です。
どちらでも構いませんが、ワークシートのコード画面に作成するときはマクロコードの書き方に特有のルールが適用される場合があります。
なお、ワークシートのコード画面は見落とし易いので、その時の気分によりあちこちに作成するのではなく、どちらに作るか統一しておくと良いと思います。

Excel VBA Macro