最高の実用66版カメラ Kiev-60 TTL (キエフ60、KИEB60)

撮影:OLYMPUS PEN-FT F.Zuiko Auto-S 1:1.8 f=38mm & Nikon FE

【カメラ】66判一眼レフカメラ。画像サイズ56x57mm(実測値)。2007年、ウクライナのDVD technikから購入。

【レンズ】ウクライナのDVD technikから購入したマウントアダプターを使うとプリセット絞りですが、Mamiya M645 1000S及び645 PROでも絞り優先オートで問題なく使用できます。この場合、無限大が表示よりやや手前になります。

写真をクリックすると全体像、中央・右端・左下端(MC SONNAR 180mm f2.8は左下端なし)の拡大像の順に表示されます。

Lens Aperture Wide Open f5.6 f11 Minimum f
MC ARSAT B 45mm f3.5

8 elements, 7 groups

MC MИP38Б 65mm f3.5

6 elements, 5 groups

MC ARSAT 80mm f2.8

6 elements, 5 groups

Zeiss JENA DDR MC SONNAR 180mm f2.8

6 elments

Camera : KIEV-60 TTL ; Filter :Kenko MC Y2  (SY48 : MC ARSAT B 45mm f3.5, MC MИP38Б 65mm f3.5 & MC ARSAT 80mm f2.8) , mamumi MC-UV (MC SONNAR 180mm f2.8) ; Film : ILFORD XP2Super ; Scan : EPSON GT-X970 (Grey 16bit 3200dpi) ; Object : Hiroshima International Plaza ; Weather : Fine ; Date : 26 Dec. 2007

【問題点1】フィルム送り:よく話題になる問題ですが、本機ではコマ間隔は問題ありません。 ただし、巻き上げに関して次のような現象が生じています。(1)スタートマークを正規の位置に合わせると1コマ目が半分の6x3cmくらいのサイズになります。スタートマークを正規の位置より、5cm程度巻取り側のスプールに近づけるとによって、Agfa、Fuji及びKodakのフィルムに関しては解決しました。このカメラにはフィルム送り量の計測機構がないことが原因です。オールドローライやハッセルを上回る写真が撮れるのですから、我慢しましょう。  (2)(1)の方法でもIlfordのフィルム及びスプールには対応できません。フィルムベースの厚さがFuji:98μm、Kodak:100μmに対して、Ilford:110μmであることが原因と考えられます。また、Ilfordのスプールに他社のフィルムを巻き取った場合にも問題が生じる場合があります。 (3)たまに1回の巻き上げで十分に巻き上がらない場合があります。巻き上げ時に空回りを感じたら、キャップを付けて、1/500秒、最大の絞りで空写しをして、もう1回巻き上げることで、部分多重露光は避けられます。

【問題点2】1/1000秒のシャッター:正常に動作しません。フィルム面に不規則な濃淡を生じます。その他のシャッター速度は正常です。

【DDR Zeiss Jena製MC SONNARレンズの問題点】自動絞りの連動:「A」に合わせた際の自動絞りはf2.8〜f16の範囲でしか連動しません。f16〜f32は「M」に合わせてプリセット絞りで利用しています。

【雑誌掲載写真】MC ARSAT 80mm f2.8(Mamiya M645 1000S):鉄道ピクトリアル2007年12月号(No. 797)p.90下左右写真、MC MИP38Б 65mm f3.5(Mamiya 645 PRO):鉄道ピクトリアル2008年2月号(No. 800)p.126右下写真、MC ARSAT 80mm f2.8 (Kiev-60 TTL):snap スナップ!VOL.2 p.55最上段左から3枚目写真

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22/January/2008 更新

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