美術館散歩  

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(出典:トオリヌケデキマス)    
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美術館解説ではありません。それは専門家に譲ります。これは、あくまでも素人の美術愛好者が方々の美術館を探訪した時に抱いた、美術館やその周辺のそこはかとない印象の記述です。現在のところ、ヨーロッパの 50 舘くらい、米国の 30 舘くらい、それにわが国の 30 舘くらいを予定しています。  

  食事についていろいろ書きますが、特に外国の美術館での食事は、一番安価でしかしもスリなどがあまり近付かなくて安心できると思うからです* 。日本人の美術愛好家は美術館に絵画を眺めに行きますが、西洋人達は、美術館に寛ぎに行くらしいのです。だから、喫茶店・食事処などが整備されているのだと思います。

  スクロールすれば順番に全部続けて眺められますが、お急ぎの方は、直接、下記のどれかをクリックして下さい。

  *ただし、席取りのためにバックなどを置き去りにして、トイレなどに行ってはいけません。帰ってきたら、確実になくなっています。スリでなくても、持主がいない物は誰かが持去ってしまうようです。現場を目撃したことがあります。外国人というのは、そういう習性があるのだと理解するより他ありません。多分、これは特に狩猟民族などに生まれながらに組み込まれているDNAのなせる業でしょうか ?



ヨーロッパの美術館         アメリカの美術館         日本の美術館


: 星印をクリックすれば、名画ギャラリーに行きます*1 。各美術館より、本 wave site=website (HP) 上への画像の link あるいは画像の download 掲載の Official permission は、各美術館ごとに全て取得してありますが、本 HP よりの絵画複製許可は取れませんでした。著作権並びに画像所有権については充分ご留意下さい。絵画複製許可条件は美術館毎に異なります。詳しくは、ギャラリーに記入した各美術館へのリンクを辿って下さい。違反した場合は、莫大な制裁金を請求されることを覚悟しなければなりません。

名画ギャラリーを作成した美術館が36館になりました。今後も少しづつ増やして行きます。世界中にちらばっている名画を、自由自在に1,000点以上眺められるようにすることが目標でしたが、すでに、3,900点を超えてしまいました。際限がありませんので、新たな完了点は、4,000点くらいにしたいと思います。大美術館は、しょっちゅう内容を更新していますので *、絵画点数がこれ以上増えると適切な対処が困難になります。

Full screen 画像には、800x1,200 pixels というような大画面の画像があります。画面は出来るだけ大きくして眺めてください。ルーブル美術館のように元画像の画像容量が巨大のものがありますので、プロジェクターを使いますと、臨場感が味わえます。個人使用だけなら、画像の download → copy は許されますので、試みてください。巷に販売されている画集より遥かに美しい画集を作ることが出来ます。

*1. 星印を記入していない美術館は、Official permission が取れなかったり、upload 画像数や画像処理テクニックに問題があって、まだ        ギャラリーを作っていない美術館です。
   *2. 各美術館で連続的に行っている内容更新をフォローして、少しづつ改装・増補していますので、リピータになられることをお薦めします。

ヨーロッパの美術館

フランスの美術館

Musee de Louvre (ルーブル美術館: パリ) (URL: www.louvre.fr)
  膨大な美術品コレクションに敬意を表して、まづ、取り上げました。
  一番好きな絵は、「ナポレオンの戴冠式」ですが、これは、余りにも大きすぎてサムネイルで表示するには不向きです。そこで、さらに有名な「モナ・リザ」を取り上げました。これは私自身が '73 年頃撮影したものです。当時は、「モナリザ」も重厚ガラスのケースなどには入っていなかったので、撮影できました。勿論、No flash でした。
  大改造の website の完成が近づきましたので、全画像を一新しました。
  ルーブル美術館のカフェテリアは広くて、食材も豊富で、しかも安いですから、フランス語の不自由な方の食事には好適です。
Musee d'Orsay (オルセー美術館: パリ) (URL: www.musee-orsay.fr)
  印象派の絵画がまだジュドポム美術館に飾ってあった頃から、一番好きだったマネの「笛吹く少年」を取り上げました。その頃、写真素人の私が撮影したものですから、少し画像が乱れています。その他の美術館の美術館、印象派ではありませんが、クールーベの「エトルタの断崖」は、私が最も好きな絵画の一つです。この絵は、オルセー美術館のセーヌ川寄りの光線の具合が最もよい窓際に飾ってありました。それに較べて、バルビゾン派のミレーの絵は初めは日陰の暗い所に並んでいました。しかし、現在は、照明が明るくなりました。
  オルセー美術館のカフェテリアは狭いので、食事を取るには不向きです。これは、喫茶店という分類に入るのでしょう。いつも、混んでいます。
Musee Marmottan (マルモッタン美術館: パリ) (URL: www.marmottan.com)
  十数回訪れたパリで、ニッコー・ド・パリにただ一度だけ宿泊したことがあります。レストランは、日本人観光客相手値段でかなり割高でした。バンクーバーの例の日本人相手みやげ店とよい勝負でした。ホテルの前のセーヌ川を渡って、遮二無二ブローニュの森に向かって歩いて行くと、簡素な住宅街の中にこの美術館があります。
  訪れたのは'90年代の半ばでしたので、地下のギャラリーで眺めた「印象 日の出」は、多分本物だったでしょう*。100点以上のモネ・コレクションで有名です。しばらく、眺めまわりましたが、いずれもあまり強い「印象」は残りませんでした。「印象派」については「お絵描きの薦め」の項をご覧ください。
* この絵は盗難に遭って、'85〜'90 年の間、行方不明でした。その発見には、日本人も関与していました。
その他の美術館

かつて訪ねたことがある幾つかの美術館の内の代表的なものを追加しました。

  *Musee de l'Orangerie des Tuileries; (オランジェリー美術館)      
(URL: www.musee-orangerie.fr/)
  

*Musee du Putit Palais; (プティ・パレ美術館)      
(URL: www.petitpalais.paris.fr)
  

*Musee d'Art Moderne de la Ville de Paris, Seine; (パリ市立美術館)      
(URL: www.mam.paris.fr/en)
  

*Musee National Gustave Moreau; (ギュスタブ・モロ−美術館)      
(URL: www.musee-moreau.fr)
  

*Musee Picasso; (ピカソ美術館)      
(URL: www.musee-picasso.fr)
  

*Musee National d'Art Moderne Centre Geoges Pompidow;   
(国立近代美術館ジュルジュ・ポンピドー・センター)      
(URL: www.centrepompidou.fr)

イギリスの美術館

National Gallery (国立美術館: ロンドン) (URL: www.nationalgallery.org.uk)
  ルーベンスの「麦藁帽子の少女」は、身震いするような名画です。これは一般的な題名ですが、実際は「ラシャの帽子」ということになっています。あまりの美しさに思わずシャッターを切ってしまいました。守衛さんには、チョット注意されました。別室の守衛さんは「OK without flash !」と言ったのですが、聞き違いだったかも知れません。
  この美術館には、イタリヤ・ルネッサンス以前の名画から、印象派までの名画が満遍なく揃っています。それが、ルーブル美術館やオルセー美術館にはない魅力でしょう。ただし、部屋の順番通りに観て廻ると、印象派の絵がある部屋に辿りつく頃にはくたびれてしまいます。勿論、空腹を満たすに充分なカフェテリヤがあります。
  この美術館の後ろには、「ポートレート・ギャラリー」があって、有名な斜視騙し絵があります。ともに、国立美術館で入場無料です。
Tate Britain/Tate Modern Museum (テート英国・テート現代美術館: ロンドン)
(URL: www.tate.org.uk)
  Tate Museum と呼ばれていたこの美術館は、現在は2つの美術館に分かれましたが、テームズ川上のボートで結ばれています。共に入場無料です。市の中心部より少し離れていますので、一般の観光客にはあまり馴染みがないかも知れません。
  私は、漱石の「坊ちゃん」に出てくるターナーの「金枝」に惹かれて行きました。テート英国美術館では、英国の絵画の歴史を鑑賞することができます。食欲を満たす程度のカフェテリヤもあります。テート現代美術館では、19世紀初頭から現代に至るまでの絵画を眺めることが出来ます。
  (なお、本世界名画ギャラリーには Tate Liverpool 美術館所蔵の絵画も一部挿入しました。)
Courtauld Institute of Art (コートゥルド美術館: ロンドン) (URL:www.courtauld.ac.uk)
  トラファルガー広場から徒歩で数分の所にある Sommerset house の一角にあります。X-線を使った絵画画像の解析など、学問的な絵画の解釈で長い伝統がある美術研究所、絵画館です。古いイタリヤ絵画から、印象派以後の絵画まで、幅広い絵画を一覧出来るところが特徴でしょう。National Gallery をお訪ねの帰りにでも、ちっとお立寄りすることをお勧めします。国立美術館ですから、入場料は無料です。National Gallery では眺めることが出来ない、イギリス画家の絵画も眺められます。
  私は、この美術館が British Museum の並びのロンドン大学の構内にあった頃からのフアンです。
Wallace Colection (ウオーレス・コレクション: ロンドン) (URL:www.wallacecollection.or)
  ロココの名画、フラゴナールの「ブランコ」があることで有名です。左下からブランコの少女を眺めている青年の姿など、なかなかエロチックな絵です。何年間か、私が定宿としていたシャロックホームズ・ホテルがあるベーカー街から、徒歩で10分位のところに位置します。改築された現在のシャロックホームズ・ホテルは、最早、昔の面影はありませんが、それらしきコーナーは残っています。
  小さな美術館ですが、一見の価値があります。国立美術館ですので、入場料は当然無料です。本筋ではありませんが、武器庫も壮観です。小さな美術館ですので、喫茶店はありません。
National Gallery of Scotland (スコットランド国立美術館:エジンバラ)
(URL: www.natgalscot.ac.uk)
  ルネッサンスからポスト印象派までの多数の名画を所蔵・展示しています。入場料無料。記念品を購入する時など、黙っていると、ロンドンでは使えないスコットランド貨幣のお釣りが来ます。UKを構成するスコントランドは、イングランドとは別の誇り高き王国であることを実感します。ラグビーの国際マッチだけではないのです。左写真の前景は美術館、背景はエジンバラ城です。
  食事は、エジンバラ城から真っ直ぐに伸びた旧市街の中心通り (Royal Mile) の両脇に並ぶ小さなお店でいただくのも、スコットランド旅情を味わう一法かと思います。
その他の美術館   
 
かつて訪ねたことがある幾つかの美術館の内の代表的なものを追加しました。

*National Portrait Gallery; (国立ポートレート・ギヤラリー)
(URL: www.npg.si.edu/)


*Fitzwilliam Museum; (フィッツウイリアム美術館)
(URL: www.fitzmuseum.cam.ac.uk)

オランダの美術館

Rijksmuseum Amsterdam (国立美術館:アムステルダム)
(URL: www.rijksmuseum.nl)
  レンブラントの「夜警」が2階の広い通路の真正面に飾ってあります。この絵の前には、いつも大勢の人だかりがあります。この絵は、少し暗く登場人物も多いので、サムネイルで取上げるには不向きですので、美術館紹介コーナーの背景に使いました。
  ここでは、フェルメールの名画を選びました。フェルメールの絵は総数で世界に40点位しかありませんので、この1点は貴重でしょう。小さな絵ですが、近寄って眺められますので、注意深く味わいたいものです。1 階に、簡単な食事処があります。Official permission を得て、本 Website に登場した第1号のギャラリーです。Slideshow 第2部では、購入したスライドを美術館の特別許可を得て使っています。
Stedelijk Museum Amsterdam (ゴッホ美術館:アムステルダム)
(URL: www.vangoghmuseum.nl)
  ゴッホの名画が沢山並んでいます。浮世絵を模写した絵もあって、ゴッホが浮世絵に大変ご執心だったことが、如実にうかがわれます。左の画像は、意識的に画質つまり画像容量を落しています。この方がゴツゴツした凹凸のタッチがよく感じられるように思います。ゴッホの絵は、出来れば、近寄って少し斜めから覗くとボリーム感が実感できて面白いでしょう。
  なお、簡単な食事は、この美術館の隣にある市立美術館の中のカフェテリアで召し上がるのがよろしいでしょう。ゴッホの絵画の集大成は、クレーラ・ミューラ美術館にありますが、観光ルートではありませんので、その美術館だけに遥々出かけて行くのは相当なゴッホ・マニアでしょう。
その他の美術館

かつて訪ねたことがある幾つかの美術館の内の代表的なものを追加しました。

*Koninkijk Kabinet van Schilderijen: Mauritshhuis; (マウリッツハイス美術館)
(URL: www.mauritshuis.nl/)


*Rijksmuseum Kroller-Mueller; (クレラ−=ミュラ−美術館)
(URL: www.kmm.nl)


*Frans Hals Museum; (フランス・ハルス美術館)
(URL: www.franshalsmuseum.nl/home/?language=en)

ベルギーの美術館

Musees royaux des Beaux-Arts de Belgique   
(ベルギー王立美術館: ブリュッセル)
(URL:www.fine-arts-museum.be)
  大通りに面した王宮側の入口は、人通りがないと、一見閉ざされているような感じに見えます。しかし、中に入ると広々としたエントランス・ホールがあり、中は巨大迷路のようになっています。日本語のガイド・ブックもありますので、それに従うのがよいでしょう。
  中央に二列のベンチが据えられている、優に40人は運べるような大形エレベータがあって、これで新(地上3階、地下8階)、旧(地上3階)二つの美術館の各部屋に移動できるようになっています。軽食喫茶もあります。
その他の美術館

かつて訪ねたことがある幾つかの美術館の内の代表的なものを追加しました。

*Koniklijk Museum Voor Schone Kunsten; (アントワ−プ王立美術館)
(URL: www.kmska.be/en)


*Rubenshuis; (ルーベンス館)
(URL: www.rubenshuis.be)

オーストリアの美術館

Kunsthistorische Museum (美術史美術館: ウイーン) (URL: www.khm.at)
  永い間、欧州世界を支配していたハプスブルグ家の数々の財宝のうちの絵画部門を展示する美術館です。その名が示すように歴史的な古典的名画が多数展示されています。
  左図に見えるよう素晴らしい総大理石の階段を上がって行くと、二階に小さな喫茶店があります。ウインナー・コーヒーでも啜りながらの、一時の憩いの時間を過ごすのに最適でしょう。世界一華麗な美術館として、私がもっとも愛している美術館のひとつです。
  絵画ではありませんが、リングの内側にある楽器博物館にも、是非、足をお運びすることをお薦めします。ベートーベンやモーツアルトその他の美術館の美術館、幾多の楽聖達が愛した名器が所狭しと並んでいます。 誠に壮観です。
Belvedere Museum (ベルベデーレ美術館: ウイーン) (URL:www.belvedere.at)
  その名が示すように外観も前庭からの眺めも (左図:上半は上宮、下半は下宮) 共に美しい美術館です。非常に広範囲の絵画を時代別に揃えた楽しい美術館です。主観光ルートから外れているためか観客数が少なく、濃密観光スケジュールの合間に体を休めるには格好な憩いの場所といえましよう。   もし、余裕がありましたら !
  ウィーンのよさ、巨匠ルーカス・フォン・ヒルデブラントが建てたバロック建築の宮殿、古きよき時代のヨーロッパを味わうためにも、是非、足をお運びすることをお薦めします。

ドイツの美術館

Stadelsches Kunstinstitut und Stadischegalerie
(シュテ−デル美術研究所ならびにシュテーデル美術館:   フランクフルト) (URL:www.staedelmuseum.de)
  フランクフルトの観光名所は、ゲーテ・ハウスだけではありません。マイン河を渡って対岸の美術館・博物館群を探索することも、一度はスケジュールに加えてみて下さい。それらの一つに、この美術館は最適です。こじんまりした美術館ですが、14世紀の絵画から20世紀の絵画まで、順を追って眺められるのが特徴でしょう。
  なお、フランクフルト・ソーセージは、中央駅の地下街にいろいろ並べてあります。
Staatlich Museum Dhalem (ダーレム美術館: ベルリン) (URL:www.smb.museum/smb/home/index.php)
  有名な「金兜の肖像」がありました。大変小さい絵ですが、我が国なら、さしずめ国宝級の絵ということになります。ただし、現在はレンブラント関係者制作と判定されています。この美術館はベルリンの中心部からは随分離れていますが、郊外電車 SB で中心部より直通で行けます。藁葺屋根のDahlem駅が大変ユニークです。北ドイツには、このような藁葺屋根の家がたくさんあります。私も、それらを絵にしたことがありますが、皆様にそれらの存在を認識してもらえなくて弱りました。西洋の家は、みんな石やコンクリートで造られていると思われるようですが、麦を作る地方で、麦藁葺きの家を造るのは当然でしょう。古い我が国にも沢山ありました。そんな田園風景は是非残しておきたいものです。
  かつてのダーレム美術館の絵画は、現在西洋部門が4つの美術館に分散され、残っているのはアジア・アフリカ・オセアニア部の美術だけになってしまいました。現在、前述の絵の写真がベルリン絵画館に飾られています。  
Pergamonmuseum (ペルガモン美術館: ベルリン) (URL:www.berlin.de/orte/museum/pergamonmuseum/index.en.php)
  絵画館ではありませんが、大変膨大な数の貴重な古典美術を収集・展示していますので、付け加えることにしました。アナトリア北西部の歴史的都市(古代ペルガモン王国、現トルコ領のベルガマ)より発掘された遺跡、遺品を展示しています。特に、ペルガモン神殿の復元展示は圧巻です。レシーバーによる解説には、「日本語」篇もあります。   
  British Museum やLouvreなどにも同様の古代遺品が沢山ありますが、それらに較べてこの美術館のコレクションの規模は圧倒的に大きいと思います。中近東を彷徨っているような気分になれます。  
Altes Museum (旧博物館: ベルリン)
(URL:www.berlin.de/orte/museum/altes-museum)
  かつてベルリン・エジプト博物館にあった数々の遺品は、現在再建中の新博物館が完成される予定の'09年まで、この博物館に飾られることになっています。トルコ、エジプトで発掘した古代遺品が沢山あります。現地の人々は残念でしょうが、こうして展示されてみると、われわれにとってはあり難いことです。トルコ、ギリシャやカイロにはもっと沢山の遺品があるのですから、人類全体の便益のために、このような行為は許してもらいましょう。
Alte und Neue Pinakothek (旧・新ピナコテック(絵画館): ミュンヘン) (URL:www.pinakothek.de)
  100m程離れて向かい合って建てられている旧・新2つの美術館の絵画ギャラリーを、纏めて作りました。第二次世界大戦で完全に破壊されたミュンヘンに、こんな立派な美術館があって、膨大な数の絵画を所蔵されているということは、ここを訪れるまで噂さ程度にしか知りませんでした。これらは、戦争中は、岩塩洞窟の中に密かに隠蔽されていたものだそうです。
  戦い慣れしている民族の文化資産確保の実態を、いやというほど味わいました。もっとも、あれらは戦争に負けたた時の賠償品として確保しておく習慣だったとか。それに較べて我が国の戦国武将達は、戦いの度に天守閣炎上というような手段で大変あっさりと貴重な文化財を焼いてしまいました。残念です。
その他の美術館

かつて訪ねたことがある幾つかの美術館の内の代表的なものを追加しました。

*Stadrische Galerie im Lenbachhous, Munchen; (レンバッハ美術館)
(URL: www.lenbachhaus.de/cms)


*Hamburger Kunsthalle; (ハンブルク美術館)
(URL: www.hamburger-kunsthalle.de)


*Ludwig Museum; (ルードビッヒ美術館)
(URL: www.museum-ludwig.de)


*Staatliche Museen Berlin; (ベルリン国立絵画館)
(URL: www.smb.museum/smb/home/index.php?lang=en)


*Bode Museum; (ボーデ美術館)
(URL: www.berlin.de/orte/museum/bode-museum/index.en.php)


*Dresdener Gemaldegalerie; (ドレスデン絵画館)
(URL: www.skd.museum)

スイスの美術館

その他の美術館

かつて訪ねたことがある幾つかの美術館の内の代表的なものを追加しました。

*Offentliche Kunstammlung Kunstmuseum Basel; (バ−ゼル美術館)
(URL: http://www.kunstmuseumbasel.ch)


*Kunsthaus, Zurich; (チューリッヒ美術館)
(URL: www.kunsthaus.ch)


*Segantini Museum; (セガンティ−ニ美術館)
(URL: www.segantini-museum.ch)

スペインの美術館





Museo del Prado (プラド美術館:マドリード) (URL:www.museodelprado.es)
  マドリード第一の大通りPaseo del Prodo(プラド散歩道)に面して、前庭にゴヤの立像があります。スペイン王室歴代のコレクションを展示しています。最もホピュラーな絵画の一つ、いや二つに「着衣のマハ」(La maja vesrida)「裸のマハ」(La maja desnuda)がありますが、これらは並べてあります。やはり、この美術館の象徴でしょう。その他の美術館の美術館、エル・ゴレコやフランドル派、ベエネツィア派など15〜18世紀の画家の名作が揃っています。
マドリードで、美術館の中で食事をとるのはヤボかもしれませんが、一応地下に大きな食堂があります。この町の人々の食事時間や睡眠時間は、われわれの感覚とは大変ずれていますから、行き当たりばったり、この中で食事を済ましておくのも、食いはぐれないための一法だと思います。多分、空腹を満たすには充分でしょう。ただし、シエスタは美術館の食堂でもやっているようです。ついこの間('06-04-11)も、大変待たされました。
  かつては、この美術館の近くの別館に厚い防弾ガラスに守られて、国宝級のピカソの「ゲルニカ」があったのですが、今は別の美術館(Nacional Centre de Arte Reina Sofia)に行ってしまいました。
Museo Lazaro Galdiano (ガルディアノ美術館: マドリード) (URL:www.flg.es/museo/museo.htm)
  マドリードの中心から少し外れていますが、時間の余裕があったら、是非訪れたい美術館です。規模は余り大きくないですが、スペインの元貴族の壮麗な館跡と栄光の残渣、その膨大なコレクションに接することが出来ます。ここに取り出したEl GrecoのDulorosa等美しい絵画があります。絵画の点数は少ないですが、武器庫の古い武器コレクションが見事です。何となく、ドンキホーテ・デ・ラ・マンチァを思い出してしまいました。
  西洋人達は、本当に戦争が好きですね。多分、これは狩猟民族・肉食生活からの習慣の延長の一環だと思います。同様のコレクションは、前述の Wallace Collection や
 Cambridge 大学附属 Fitz Williams 美術館にもありますが、それらを凌駕するものです。
Museo Picasso (ピカソ美術館: バルセロナ)
(URL:www.spanish-fiestas.com/barcelona/picasso-museum.htm)
  狭い路地の側面に突然現れるのがこの美術館です。中に入ると随分広いのですが、よく地図を見ながら捜さないと、つい見過ごしてしまうようなところにあります。元は3軒の大商人の館だったものを繋げて改装したものだそうです。この画像は大変古いものですが、ご了承下さい。バルセロナでは、何といってもガウディーの建築物群が観光名所ですが、絵画美術愛好家の方々には是非一度こちらへの散策もお薦めします。
  ピカソの子供の頃からの絵が沢山あります。ただし、よく教科書にでてくるような例の抽象絵画はあまりありません。あれらは、ピカソがパリに出てからの作品ですから、有名なものは殆んどがパリのピカソ舘や NY の MoMA の方に行ってしまっているわけです。Copyright の関係で、ギュラリーが作れないのは残念です。  
  なお、パルセロナには、函館や金沢の食料品マーケットの何倍もあるような、大きな食料品マーケット(サンジョセップ市場)があります。
その他の美術館

かつて訪ねたことがある幾つかの美術館の内の代表的なものを追加しました。

*Museo de Arte de Cataluna; (カタルニヤ美術館)
(URL: www.mnac.cat/index.jsp?lan=003)

*Museo Sorolla; (ソロージア美術館)
(URL: museosorolla.mcu.es)


*Museo de Bellas Artes de Sevilla; (セビ−リヤ美術館)
(URL: www.juntadeandalucia.es/cultura/museos/MBASE/?lng=en)

イタリアの美術館


Galleria degli Uffizi (ウフィツィ美術館: フィレンツェ) (URL:www.uffizi.com)
  メディチ家歴代の膨大なコレクションが陳列されています。ボッティチェリーり「春の寓意」(Allegoria della Primavera)「ビーナスの誕生」(Nascita di Venere)の他に後世において「横たわるヌード」の見本になった、有名な「ウルビーノのビーナス」(Tiziano: Venere glacente detta d'Urbino)等など、イタリアルネッサンスの精華と謳われる名画が揃っています。印象派絵画ばかりに見とれないで、時にはこのような西洋絵画の原典にも触れたいものです。
  フィレンツェ市内には、簡単なファースト・フード屋は沢山ありますが、食費は安く、一般に美味いので、正式なレストランに入って食べることをお勧めします。すぐ、10万リラくらい請求されて、一瞬驚きますが、レートは10:1ですから大したことはありません。
Galleria Palatina, Palazzeo Pitti (ピティ美術館 ピイティ宮殿: フィレンツェ) (URL:www.wga.hu/database/museums/pitti.html)
  この美術館は、メディチ家と勢力争いをしていたピティ家によって造営されたものですが、最終的にはメディチ家のものになりました。宮殿として建てられたものだけに、天井から床に到るまでの内部装飾が誠に見事です。ツティアーノ、テイントレット、ベロネーゼなどの名画が処狭しとばかりに並んでいます。
  ラファエロの絵としては、一般の美術の本には Madonna detta del Granduca(グランドウカのマドンナ)が書いてありますが、私はここに載せた La Velata(ベラタ)の方が好きです。ラファエロは「裕福な家庭に生まれ、生涯生活の心配がなかった」ということになっていますので、彼の絵には暗い影が全くありません。
 
その他の美術館

かつて訪ねたことがある幾つかの美術館の内の代表的なものを追加しました。

*Galleria dell' Accademia; (アカデミア美術館) , provincia di Venezia
(URL: www.gallerieaccademia.org/il-museo/)


*Peggy Guggenheim Museum; (グッゲンハイム美術館)
(URL: www.visual-arts-cork.com/museums/guggenheim-venice.htm)


*Galleria dell'Academia; (アカデミア美術館), provincia di Firenze
(URL: www.gallerieaccademia.org)


*Santa Maria del Carmine; (サンタ・マリア・デル・カルミネ聖堂)
(URL: www.firenze-online.com)


*Pinacoteca de Brera; (ブレラ美術館)
(URL: www.brera.beniculturali.it)


*Galleria Borghese; (ボルゲ−ゼ美術館)
(URL: www.galleriaborghese.it/borghese/en/edefault.htm)


*Palazzo Vaticano; (バチカン宮殿)
(URL: www.vaticanstate.va/IT/Monumenti/Palazzi_Vaticani.htm)

ロ シ ア の 美 術 館

Hermitage Museum (エルミタージュ美術館: サンクト・ペテルスブルグ)
   (URL: www.hermitagemuseum.org)
  約300年間にわたってロシア帝国に君臨したロマノフ王朝の中で、最も偉大(?)なツアーリ(皇帝)はピヨトール大帝だったといわれています。エルミタージュのコレクションは、そのピヨトール大帝の娘エリザベータ女帝によって始まり、その後このコレクションを充実させ、美術館の基礎を築いたのは女帝エカテリーナ二世です。エカテリーナは、4,000点以上の絵画を西欧から買い集め、宮廷博物館としました。ただし、革命後の共産党政権の財政難を救うために、多くの絵画が米国に売られてしまいました。
  コレクションの質はいまいちですが、建物は内外ともにすばらしく、まさにロマノフ王朝の権威の象徴といったところでしょう。私が初めてこの美術館を訪れたのは、まだレニングラードの時代でした。食堂では、ロシア語しか通じなくて、少ないボキャブラリーで奮闘したことを懐かしく思い出します。
その他の美術館 *Gosudarstvennyj Tret'yakovskya Galereya; (トレチャコフ国立美術館)
(URL: www.tretyakovgallery.ru/en)

アメリカの美術館

National Gallery of Art (国立美術館:  ワシントン) (URL: www.nga.gov)
  お金持ちの国の巨大な美術館です。アメリカ随一の大形絵画作品がづらりと並んでいます。ヨーロッパ以外の美術館としては珍しく、レオナルドの絵が1枚あります。一年中開館、無休、入場無料。撮影自由、勿論フラッシュも完全に自由です。ただし、どの絵も分厚いガラスで厳重に覆われていますので、正面からのフラッシュ撮影は難しいです。ただし、ディジカメならば、少し斜めから撮影して後でアオリ修正というテクニックが簡単に使えます。
  カフェテリアが充実していますので、食事には、格好な場所でしょう。ワシントンの街は広いので、この辺で食事をしないと、食べはぐれてしまいます。
Phillips Collection (フィリップス・コレクション:  ワシントン)
(URL: www.phillipscollection.com)
  ルノアールの「舟遊びの昼食」があります。ワシントンの北西の閑静な住宅街にあって、瀟洒な佇まいの美術館です。古い西欧の室内をそのまま再現して展示した部屋もあります。ヨーロッパを追い出された白人達の郷愁といったところでしょうか?
印象派の絵画だけでなく、十数年前に開館した別館には沢山の抽象画が飾ってあります。
  疲れたら、下の喫茶店で寛ぐのもよろしいでしょう。中心からはちょっと離れていますので、徒歩だと20分以上かかります。必ずしも、安全な道路ではありませんので、ワシントンに不案内の方はタクシーで行かれる方がよいでしょう。売店の方に頼めば、帰りのタクシーを手配してくれるようです。
 
Metropolitan Museum (メトロポリタン美術館: NY) (URL: www.metmusem.org)
  絵画ばかりでなく、いろいろな美術品が集められています。Galleryではなくて名前の通りMuseumです。建前は、入館無料ですが、入館する時は、屈強な女性係員にドネイション(寄付金)を強要されるでしょう。日本の仏像も暗い隅っこに哀れな姿で飾ってあります。また、奇妙な日本庭園もあります。エジプトあたりから持ってきた大きな石積があります。
  ここで、何よりも都合がよいのは大きなカフェテリアがあり、充分な食事が取れることです。この5番街と言えども、NYの通りは日中でも物騒ですから、こんなところでの食事はお薦めです。なお、米国の美術館に行く時はラフな格好で行きましょう。館内は、あまり掃除されていません。
The Museum of Modern Art: MoMA (近代美術館: NY) (URL: www.moma.org)
  NYの中心部にあります。ピカソの鏡の前の少女のような、教科書に出てくる有名な抽象絵画が沢山並んでいます。いろいろな画家たちのものがありますので、これらを一通り眺めれば、抽象画の「通」になれそうです。ただし、モネの「睡蓮」以外には大形の作品はありません。売店やカフェテリアは充実しています。
  この美術館は、NY及びその近郊のお金持ちボランティア・クループの経営ですので、行く度に充実してきます。僅かの会費で、このグループに参加することもできます。参加すると、新情報が毎月送られてきたり、いろいろな特典がえられます。
 
Boston Museum (ボストン美術館: ボストン) (URL: www.mfa.org)
  その昔から、東洋美術の宝庫ということになっています。しかし、あまりにも高い天井の下にぶら下がっている掛け軸などは、どうも場違いな感じがします。浮世絵版画も少しずつ内容を変えながら展示されていますが、やはり大部屋の展示では、感じが出ません。乾燥した広漠の大地に暮らすアメリカ人達に、情緒に富む日本美術を心底理解して貰うのは至難の技でしょうか? 
  私は、市の中心部から徒歩で行きますが、遠いのでタクシーを使う方がよいでしょう。マネの「藁にお」は方々の美術館にありますが、その中ではこれが最高でしょう。簡単な喫茶店がありますが、昼食というわけには行かないようです。
  なお、5分ばかり離れたところに、イサベル・スチュアート・ガードナー美術館があります。時間がありましたら、この方も是非ご覧になることをお薦めします。古いヨーロッパの上流家庭の内部を復元したという部屋があります。
 
Chicago Institute of Fine Art (シカゴ美術館: シカゴ)
    (URL: www.artic.edu/aic)
  美術館入口の両側に日本橋三越でおなじみのライオンの像があります。ただし、こちらは立像です。ジョルジュ・スーラの超大形点描が有名ですが、大きすぎてサムネイルに嵌め込むには不向きです。そこで、ルノアールの「姉妹」を取り上げました。二人の女の子達の表情、赤い帽子が印象的です。その他の美術館の美術館、この美術館は印象派の絵画のオンパレードです。勿論、古典画も抽象画もあります。
  絵画ではありませんが、質・量(1,200点)ともに全米第一を誇る Arthur Rubloff の美しい Paperweight(ガラスの文鎮)の大コレクションがあります。特に、ミルフィオリ・ケーンを埋め込んだものは見事です。ガラス細工にご興味がある方は必見でしょう。食事処は簡素に整備されています。写真撮影には、1ドルの保証金(?)と誓約書への署名が必要でした。
 
Philadelphia Museum (フィラデルフィア美術館: フィラデルフィア)
(URL: www.philamuseum.org)
  絵画寄贈者が、それぞれ勝手に自分の絵を集めて、部屋毎にゴチャゴチャと飾っている感じで、館内の展示の統一はとれていません。しかし、これも本来のアメリカの美術館の姿だと思います。「児孫に美田を残さず」というアメリカ人の数少ない美徳の一つは、われわれ貧乏美術愛好家にとっては大変あり難い特質と言えましょう。この美術館には、有名なダリの「ゆで豆による柔構造(内戦の予感)」や、チャールス・ピールの騙し絵「階 段」等があります。印象派以後の傑作も充実しています。
  簡単なカフェテリアがあります。この美術館は街の中心よりかなり離れていますので、この辺で食事をするのがよいでしょう。
 
de Young Museum (デ・ヤング美術館: サンフランシスコ)
    (URL: deyoung.famsf.org)
  アメリカ西海岸随一の美術館です。西海岸には大きな美術館は他にありませんので、敢えて取り上げました。絵画は殆どありませんが、東洋の美術品が沢山置いてあります。サンフランシスコは、東洋に近いせいか、この方面のコレクションはボストン美術館やメトロポリタン美術館より充実しているように思います。展示方法が親切です。
  サンフランシスコには、市立美術館もありますが、残念ながら、これと言った絵画はありません。我が国の美術館の方が揃っています。折角、ここまできたのですから、別の観光を考えましょう。そんなことを考えていたら、フラッシュを光らせてしまいました。時として、こういう失敗もあります。
  忘れそうですので、付言しておきますが、デンバーにパン・パシフィック美術館があります。太平洋に展開している諸民族の美術が集められています。
 
Cleveland Museum of Art (クリ−ブランド美術館: クリ−ブランド)
(URL: www.clevelandart.org )
  この美術館のコレクションには、各画家のいわゆる超有名な最高傑作はあまりありませんが、イタリア・ルネッサンスから印象派までの著名画家の作品が網羅されているので、絵画の流れを一覧するのには都合がよいと思います。天才と言われている画家達も最終的に到達した自分に適したジャンルを見つけるまでには、主題の取り上げ方によっては、いろいろ苦労していることがよく分かります。「彼等といえども名作ばかりを描いていたわけではない」という妙な安心感が得られる美術館です。
  なお、全米一といわれているわが国の古い絵画のコレクションの一部も紹介してみました。これがアメリカ知日派の日本絵画観ではないかと思われます。欧米人に日本洋画を評価してもらうためには、なお二・三世紀かかるのではないでしょうか?
 
Freer Gallery of Art, Smithsonian Institution (フリーア美術館: ワシントン)
(URL: www.asia.si.edu)
  はじめての入館は、ホイッスラーの油絵に誘われて偶々立ち寄ったような記憶があります。日本画が沢山あった中でひときわ目に付いたのは、並んで掛けられていた左図の3点の掛軸です。多分、これらは有名な「切断された36歌仙」の内の3点だと思います。わが国のお金持ち達の蔵に死蔵されている残りの33点は、眺める機会がありません、もったいないものです。
  この美術館はモールの一番外れにありますので、そこまで歩いて行くのは大変ですが、時間の余裕がありましたら、是非訪ねてみたい美術館のひとつです。日本美術の膨大な海外流失の典型を垣間見ることができます。
 
Detroit Institute of Arts (DIA) (デトロイト美術館: デトロイト)
(URL: www.dia.org )
  アメリカの自動車産業の本拠地、デトロイトの市民によって建設された美術館です。フォード、GMなど巨大自動車産業界の手厚い支援によって、年々益々拡大されています。レストランやおみやげ店などもあり、廊下や展示室で活動しているボランティアの様子が直接見られる、楽しい雰囲気の美術館です。
  広大な平原の中にポッンと立っている美術館ですので、(実際には、大形の博物館や小形の美術館も並んでいるわけですが、それぞれが広い敷地を占有しているので、ポツンという感じになります) 付近にはレストランなどはありません。おなかが空いたら、館内で処理する方がよいでしょう。
  なお、受付に断れば、写真撮影、スケッチもかなり簡単にOKしてくれます。
その他の美術館

かつて訪ねたことがある幾つかの美術館の内の代表的なものを追加しました。

*Corcoran Gallery of Art; (コ−コラン美術館)
(URL: www.tfaoi.com/nmus3.htm)


*Hirshhorn Museum and Sculpture Garden; (ハッシュホーン庭園美術館)
(URL: www.hirshhorn.si.edu/collection/home/#collection=home)


*Solomon R. Guggenheim Museum; (グッゲンハイム美術館)
(URL: whitney.org)


*The Frick collection; (フリック・コレクション)
(URL: www.frick.org)


*Isabella Stewart Garner Museum; (イサベラ。スチュアート・ガードナー美術館)
(URL: www.gardnermuseum.org)


*Minneapolis Institute of Arts; (ミネアポリス・インスティチュート・オブ・アート)
(URL: http://www.artsmia.org)


*Fogg Art Museum; (フォッグ美術館)
(URL: http://www.harvardartmuseums.org/home)


*The Baltimore Museum of Art; (ボルチモア美術館)
(URL: www.artbma.org/index.html)


*The Barnes Foundation; (バーンズ・コレクション)
(URL: www.barnesfoundation.org)


*J. Paul Getty Museum; (ポ−ル・ゲッテイ美術館)
(URL: www.getty.edu/museum)


*Los Angeles County Museum of Art; (ロスアンゼルス美術館)
(URL: www.lacma.org)


*MoCA; (ロスアンゼルス近代美術館)
(URL: www.moca.org)


*San Francisco Museum of Modern Art; (サンフランシスコ市立美術館)
(URL: www.sfmuseum.org)


*Fine Arts Gallery of San Diego; (サンディエゴ美術館)
(URL: www.sdmart.org)


日 本 の 美 術 館

国立西洋美術館 (東京・上野) (URL:www.nmwa.go.jp)
   かつて世界的に有名だった旧松方コレクションは、その約半数のロンドンに預けていたものは焼けてしまい、日本に持ち帰ったものは昭和初期の恐慌で殆ど逸散してしまい、最後に残ったものの半数はフランス政府に没収されて*、やっと全コレクションの1/7程度の作品が帰国してここに飾られているのだといわれています。それでも、我が国の西洋画美術館としては最大級のものです。国内では珍しく、写真撮影自由ですが、フラッシュの使用は禁止されています。建設当初と違って館内が明るくなりましたので、カメラ手持ちで撮影できるでしょう。印象派を中心に楽しめます。
  特別展などが開催されている折、ついでに訪れることをお薦めします。その時は、この常設展示部は入場無料です。それなのに、ここを素通りする人々が沢山います。もったいないです。館内食堂では、昔懐かしい、しょっぱいハヤシライスを頂きました。
フランスには名画は腐るほどあるというのに、これは芸術の国、フランスによる日本虐めがまだ続いているということでしょう。一時も早く、全品を返還して貰いたいと思います。第二次世界大戦でわが国によって、仏印を失ったのとはわけが違います。
ブリジストン美術館 (東京・京橋) (URL:www.bridgestone-museum.gr.jp)
  バブル期よりずっと以前、まだ巷に美術館ブームが起きていなかった頃に、3億円で購入したピカソの絵で有名になりました。ご存知、タイヤの石橋財団が経営しています。稼いだ富を社会に還元する。今でいうところの戦後メセナの草分けです。これが本当の成功者のすることでしょう。美術館の所蔵品に限り、写真撮影自由になっています。数は少ないですが、スライドや絵葉書も販売しています。
  雨の日でも、有楽町駅から地下道を通って傘をささずに、殆ど濡れることなく歩いて行けるという利点があります。開かれた美術館です。ここなら近くには食べ物店はいっぱいありますから、館内食堂の必要はないでしょう。
太田記念美術館 (東京・渋谷区) (URL:www.ukiyoe-ota-muse.jp
  ゆっくりと日本絵画を鑑賞できます。小さな美術館ですが膨大な浮世絵版画、掛け軸のコレクションがあるので、毎月中味の入替えをして順次展示しています。会員になって、何回か通う必要があります。割引の入場料金で入舘できます。畳床の間の正面に掛け軸を飾るなど、雰囲気の醸成に心がけています。ボストン美術館で版画を眺めるよりずっと落ち着いて眺められます。心憎いかぎりです。
  日本趣味の喫茶店もあります。原宿・表参道から50m位入った所にあります。表通りを歩くばかりでなく、たまにはこんな美術館も訪れたいものです。
 
大原美術館 (倉敷市) (URL: www.ohara.or.jp )
  我が国屈指の老舗美術館です。中味は豊富ですが、昔々の西洋建築 (?) ですので、惜しむらくは、少し狭いです。大勢の団体客など入っていると、絵は殆ど眺められません。後援する企業さんが昔日の繁栄を取り戻して、再建に取り組むようになることを心から祈ります。
  倉敷の文教地区ということでしょうか、近隣には沢山の同類の美術館や土産物店があります。付近にはレストランも沢山ありますので、食事には事欠きません。
 
ひろしま美術館 (広島市) (URL: www.hiroshima-museum.jp )
  戦後わが国に建設された美術館としては、絵画数が最も充実された美術館のひとつでしょう。丸い形の建物の外観も中味もユニークです。絵画寄贈者として大きなバックがついているせいか、行くたびに内容が充実してきました。小形の絵画が多いですが、びっくりするような印象派の逸品も幾点かあります。
  原爆記念館を訪れた後にでも、是非立ち寄ってみたい美術館です。簡素な喫茶店も開いています。
 
山梨美術館 (甲府市) (URL: www.art-museum.pref.yamanashi.jp)
  ミレーの「種を蒔く人」(岩波書店のマーク) があることで有名になりました。ミレーを中心にバルビゾン派の自然風景絵画が沢山飾ってあることで、入館者達が絶えません。経営が安定しているし、東京より日帰り圏内でもあるし、将来性の高い美術館のひとつでしょう。地方美術館としては、入場者数はNo.1だと発表されています。近くには、文学館もあり、何時訪れてもよい後味が残ります。
  なお、道路を隔てて、名物「ほうとう」屋があります。冬場なら、からだを温めるに好適でしょう。「ふうふう」いいながら、夏に汗を流しながら食べるのもよいかも知れません。
 
サントリー美術館 (東京・港区・六本木) (URL: www.suntory.co.jp/sma)
  2007年4月、六本木「東京ミッドタウン」に新装オープンし、重要文化財、重要美術品など豊富に収蔵して、わが国の古典芸術を紹介する美術館です。サントリーさんの積極的なご好意で、ギャラリー開設に漕ぎ着けましたので、サントリー・ウイスキーでもちびちびやりながら、美術鑑賞をしましょう。一双、一隻、一具、一基、一帖、一面、一幅、一巻、一口、一合、一首、など、遅ればせながら文化財の数え方などの勉強にもなります。  
  左図は、新サントリー美術館の外観です。内容のわが国古典美術とは対照的な堂々たる構えです。英文版ですが、重要絵画だけは解説頁にもリンクします。
東京国立博物館 (東京・台東区) (URL: www.tnm.jp )
  古典中国絵画からスタートして、日本古典絵画(平安・桃山・江戸時代、さらに明治・大正期)の東洋絵画の流れを一覧できます。
  最初は仏画から入ります。仏画というのは、いわば西洋画の神話画または宗教画に対応するものでしょう。しかも、年代から比較すると、前者の方が遥かに古いわけです。日本画の鑑賞は、仏画からスタートするのが本筋のような気がします。
  東京国立博物館には、レストランラコール(東洋館内)とホテルオークラガーデンテラス(法隆寺宝物館内)の2つのレストランがあります。「持参されたお弁当などは、平成館ラウンジのドリンクコーナーでお召し上がりください。晴れた日には、本館前庭など外のベンチもおすすめです」などと、案内書に書いてあります。
東京藝術大学大学美術館 (東京・台東区)
   (URL: www.geidai.ac.jp/attached/art_museum)
  上野の森の奥深くに東京藝大があることは、どなたもご存知と思います。しかし、この大学に付属美術館があって、そこには室町、桃山、江戸時代から、明治、大正、昭和期の絵画が多数収納されていて、一般公開されていることはあまり知られていないようです。同美術館のご支援を頂いて絵画部門ギャラリーを作りました。Copyrightの関係で、昭和20年代以後の作品は取上げることが出来ませんでした。実は、本美術館のファイルでも掲載を避けています。惜しいですね。
  美術館の収蔵品は、この他に、版画、書籍、彫刻、金工、漆工、美術工芸、拓本、・・ 音楽資料、など多岐にわたっています。
  左の写真は、美術館提供の美術館正面です。
 
その他の美術館

かつて訪ねたことがある幾つかの美術館の内の代表的なものを追加しました。

*諸橋近代美術館; (福島県)
(URL: www.dali.jp)


*茨城県天心記念五浦美術館; (茨城県)
(URL: www.tenshin.museum.ibk.ed.jp)


*笠間日動美術館; (茨城県)
(URL: http://www.nichido-museum.or.jp)


*太田記念美術館; (東京都)
(URL: www.ukiyoe-ota-muse.jp)


*根津美術館; (東京都)
(URL: www.nezu-muse.or.jp)


*原美術館; (東京都)
(URL: www.setagayaartmuseum.or.jp)
  

*東京富士美術館; (東京都)
(URL: www.fujibi.or.jp)


*横浜美術館; (神奈川県)
(URL: www.yaf.or.jp/yma/index.php)

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