新品種(新種)の紹介2
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サンセットモザイクに続き、モザイク系の新品種をもう一種ご紹介します。そのボディーの色合いから、ありきたりではありますが、ターコイズモザイクと名づけ、販売を開始しました。
この品種は2年ほど前、DELTA SPACEブリーダーの鈴木君の温室でブリーディング中の赤系モザイクの中から生まれました。彼はモザイクの雄の若魚が群泳している中に、一匹だけボディーにモザイク特有の赤い柄がほとんど見えず、ほんのりと青みがかった色をしている個体を見つけ、これに普通のモザイクの雌を交配して仔を採りました。その結果、F1の雄は、個体差こそあれ、すべてが親と同じに赤い柄のほとんど入らない、ブルーグリーンに光るボディーを持った、モザイク柄の尾鰭のきれいなグッピーになりました。この魚は幼魚から若魚に成長し、ボディーが色づき始める頃は、ブルーというよりも、グリーンに近い色をしています。それが成長するにつれ、ブルーの光沢が強くなり、成魚になるとまさに、ターコイズブルーという感じの緑ががった青いボディーになります。
私がその魚を最初に見たときの印象はジャパンブルー、ラズリーあるいはコーラルブルーに良く似ているというものでしたが、その時点では、私も鈴木君もラズリー系の品種はまったく飼育していなかったこと、コーラルはRRのときにはボディーが赤いことから、これらの品種の血が混じったということはあり得ないということになり、ではジャパンブルーはという話になりました。ところが、やはり当時は鈴木君の温室ではジャパンブルーの系統は飼育しておらず、もし私の温室からXジャパンブルー遺伝子を持った雌が紛れ込んだとしても、多数の仔の中で一匹だけがこの表現をすることはまず考えられないという結論に達しました。 したがってこの品種はY染色体上にあったモザイク遺伝子が抜け落ちてしまい、ボディーのモザイクの表現の下地になっていたものが出てきたか、あるいはこの遺伝子の突然変異による新しい品種と考えてよいと思われます。
その後も鈴木君の温室で交配を続け、ボディーの発色の良いものを選別して親に使ってきたことで、写真のような美しい個体が得られるようになりました。また、ブルーモザイクの雌との交配により、ターコイズブルーモザイクも作出しています。
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ジャパンブルーが下半身、ラズリーがどちらかというと上半身に青が乗るのに対し、この品種では、頭部を残してボディー全体がブルーグリーンという感じです。尾鰭には大柄なモザイク模様がくっきりと入ります。 |
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ノーマル体色では、ボディーに若干赤の発色が残っている個体もいます。 |
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尾筒部分にはモザイク特有の濃色部分が見られます。 |
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ブルーはコーラルブルーモザイクに非常によく似ていますが、色合いがコーラルは光沢の強い明るいブルーになるのに対し、こちらはやはり少しグリーンがかっています。 |
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「モザイクのはなし」のブルーモザイクについての説明の中で、普通の赤系モザイクをRrにしてもきれいなブルーモザイクは採れないと書きましたが、この品種では、Yモザイクの赤の部分の干渉が少ないためか、尾柄はとてもきれいに揃います。 |