台湾グッピーコンテスト レポート

第三屆李振陽杯孔雀魚比賽                               第四三屆李振陽杯孔雀魚比賽
コンテスト要項


日 時 平成14年10月26日(土)
会 場 台湾三重湯城廣場羅馬大廳
開催時間 当日AM9:30〜PM5:30
審査員 日本グッピー協会 猪又 淳巳
審査基準 日本グッピー協会規定
出品方法 ペアーまたはトリオ
部 門 1. ソリッド部門 2. タキシード部門 3. グラス部門 4. ソード部門 5. モザイク部門 6. コブラ部門 7. アルビノ部門 8. 若魚部門(魚齡:出生3カ月以内) 9. ロングフィン部門 10ビギナー部門
総合優勝、各部門優勝ほか。

 上記要項に従い、10月26日(土)台湾三重湯城廣場羅馬大廳というショッピングモール玄関前の特設会場にて行われました。当日は、朝からの曇り空で、日本よりはだいぶ暖かいとはいえ、やや肌寒い陽気でした。 グッピーの出品は、台湾各地からブリーダーが集まり、日本からのエントリー13点を含めちょうど200点を数える盛大なものとなりました。
 以下、会場風景(猪又撮影)の紹介と入賞魚(写真提供Aquazoo Magazine)を紹介します。

 



上位入賞魚



総合優勝(タキシード部門優勝) レッドテールタキシード

総合第二位(タキシード部門準優勝) ドイツイエロータキシード

ソリッド部門優勝 レッドテール

グラス部門優勝 ブルーグラス

ソードテール部門優勝 ゴールデンダブルソード

モザイク部門優勝 モザイク

アルビノ部門準優勝 RRE.Aネオンタキシード

コブラ部門優勝 モザイクコブラ

ロングフィン部門優勝 ネオンタキシードリボン

若魚部門優勝 OFモザイクリボン

ビギナー部門優勝 ピングータキシード

 

 写真でもご覧いただけるように、参加者は20代の若いブリーダーが多く、最初は肌寒く感じられた空気も、会場が盛り上がるにつれ、たいへんな熱気となりました。また、出品魚のレベルも予想以上に高く、審査にも熱が入りました。
 日本からの出品魚は稲葉氏のブルーグラスが特別賞に佐藤氏のアルビノネオンホワイトがアルビノ部門3位に入賞しました。他の方々の出品魚は輸送の関係上、私から少し若めの個体をお出しいただけるようお願いしたため、当日の審査では上位に入れず、たいへん申し訳なく思います。
 最後に、ご協力いただきましたJGAおよび、出品者の皆様に、感謝いたします。



台湾グッピーコンテスト レポートU

第四三屆李振陽杯孔雀魚比賽
コンテスト要項


日 時 平成16年3月27日(土)
会 場 台湾三重湯城廣場羅馬大廳
開催時間 当日AM9:30〜PM5:30
審査員 日本グッピー協会 猪又 淳巳
審査基準 日本グッピー協会規定
出品方法 ペアーまたはトリオ
部 門 1. ソリッド部門 2. タキシード部門 3. グラス部門 4. ソード部門 5. モザイク部門 6. コブラ部門 7. アルビノ部門 8. アルビノ若魚部門 (魚齡:出生3カ月以内) 9. 若魚部門 (魚齡:出生3カ月以内) 10、リボン部門  11スワローその他部門 12ブリーダーメール部門
総合優勝、各部門優勝ほか。

 上記要項に従い、3月27日(土)前回と同じ、台湾三重湯城廣場羅馬大廳というショッピングモール玄関前の特設会場にて行われました。数日前から降り続いているという小雨模様にもかかわらず、日本からのエントリー20点を含め215点もの参加数となりました。
 以下、会場風景(猪又撮影)の紹介と入賞魚(写真提供Aquazoo Magazine)を紹介します。

 会場は前回と同じ、台湾三重湯城廣場羅馬大廳というショッピングモール玄関前の特設会場、賑やかなところです。
 受付終了予定時間が近づいても、半分ほどしか集まっていません。皆のんびりとしています。この後、急に人が集まりだします。前回も同じようで、審査の開始が遅れ、時間が延びてしまったので、この日は採点を早めに始めました。
 審査を始めた頃から人が集まりだし、その後は審査終了まで写真を撮ることもできませんでした。
 これは、審査終了直後の写真、午後4時頃です。
 たくさんの参加者とトロフィー、副賞はありませんが、トロフィーをもらう人はとても嬉しそうです。
 グッピーを見る目も真剣そのものです。
 中央は私が日本から送った総合優勝のオニキスのカップです。周りは各部門別1〜3位、順番に、冠軍,亞軍、季軍といいます。
 コンテスト終了後の出品魚のオークション、熱気が伝わります。
 オークションに出たグッピーはすべて売れてしまいました。


総合優勝魚及び各部門優勝魚の紹介です。当日は日中も肌寒く、夕方にはおそらく気温は15度を下回っていたと思われます。このため魚は若魚を除いてはあまり元気に泳いでくれず、審査もてこずりました。優勝魚の写真もこの影響からか、(カメラマンの腕か?)魚に活気がありません。実際の魚は泳ぎは重いものの、もっと迫力がありました。

総合優勝のRRE.Aレッドテール、フルレッドのタイプです。しみのない厚い尾鰭と背鰭を持った良魚です。ボディーも大きく、各鰭とのバランスも見事でした。ただ、ややピークを過ぎた感じでした。この写真は少し上からの角度で撮られていて、頭部の段差が見えていますが、実際は気になるものではありません。
ソリッド部門優勝のモスコーブルーです。色といい姿勢といい、一番良くないところを撮られてしまったようで、かわいそうです。
タキシード部門優勝のネオンタキシードです。色、サイズ、フォームともに良くまとまった良魚です。インパクトという点で、少し欠けるところがありました。
グラス部門優勝のブルーグラス、これもタキシード部門優勝魚と同じような印象の魚でした。
ソード部門優勝のプラチナダブルソード、このソード部門はどれもしっかりとしたボディーと良く伸びた尾鰭を持った良魚ばかりで、得点差が少なく、最後は発色という点で、よりインパクトの強いものを選びました。
コブラ部門優勝のレッドレースコブラ、総合優勝を争った魚です。ボディーも総合優勝魚に引けをとらず、迫力のあるとても良い魚です。ただ、尾鰭の柄に多少の難がありました。
アルビノ部門優勝のRRE.Aレッドグラス、尾鰭の色柄はとても良いのですが、ボディーが細いのと、背鰭がやや物足りない感じです。
アルビノ若魚部門優勝のRRE,Aアクアマリンネオンタキシードリボン、寒い中でも元気良く泳いでいました。この品種は形が決まるのが早く、この部門では有利ですね。
若魚部門優勝のドイツイエロータキシード、この部門は3ヶ月未満の若魚を対象に、その時点での魚の出来とその魚の将来を予想しながら審査します。この魚はこの時点では最高の出来のように思いますが、フルサイズまで育てて状態良く仕上げるのはなかなか難しいと思います。
ロングフィン部門優勝魚のモスコーブルーリボン、この写真も魚がかわいそうです。


 次回は来年、アメリカから1名、ドイツから1名、日本からは私と合計3名の審査員とおのおのの国からの参加者を集めて国際規模のコンテストを開催する予定になっているそうです。日時が決まり次第お知らせします。
 今回、日本から参加していただいた皆さん、ありがとうございました。