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2002/09/25 の 『目』

川崎フロンターレ vs アビスパ福岡

in 東平尾公園博多の森球技場

 

 1998年11月19日。
 当時JFLに所属していた川崎フロンターレは、J1参入決定戦で逆転延長Vゴール負けし、2年連続で、惜しくもJリーグ入りを果たせなかった。
 そして、それから4年。
 フロンターレはここ博多の森で、まだ、1度も勝利していない。
 あの日の記憶──壮絶、そして残酷な試合結果、絶望感──は、サポーター達、そして選手達の心にしっかりと刻み込まれている。

 ・・・らしい。

 と言うのも、私(Bob)は一昨年のちょうど今ごろ。J1で総合最下位を爆走していた頃のフロンターレの試合を見についていったのが、フロンターレとの初めての出会いなのである。
 そんなわけで、J1参入戦の話は、BOSSからの聞きかじり、そしてビデオ/本で見ただけなのだが・・・、しかし、ビデオを見てるだけでも思わず泣けるくらい、本当にすさまじい戦いであった。

 何はともあれ、古くからのファンには劣るかもしれないが、それでも、前日にビデオを見て予習し、熱い思いを胸に、いざ博多の森へ!

 ここが伝説の地。博多の森球技場だ!
 やっぱりサッカー専用スタジアムはいいねぇ。
 あ。これはおまけね。

どこに応援団の方々がいるのか分からず、とりあえず、ゴール裏へ。
ゴール裏のベンチにはこんな張り紙が。
こんなの貼らなくてもねぇ・・・。
そして、ここにはフロンターレファンらしき人影は見えず・・・。

 で、今日はバックスタンド端での応援だったみたい。
 遠征の上に平日ということで、人数はホントに少ないけど、応援!!

前半、加賀見のゴールで先制。
後半26分。茂原が今日2枚目のイエローで、退場。10人対11人の不利な戦いに・・・。
いやな雰囲気だ・・・。

 しかし、その2分後。
 そんな雰囲気を吹き飛ばす、マーロンのゴールでスコアは2-0に。
 激しくアピール! うれしいね♪
 今日こそ勝つぞ!

他の選手も加わって、大喜び。
ファンと選手が本当に近い。
サッカー専用スタジアムって、ホントにいいねぇ。

 マーロンのゴールのあと、すぐに1点返されて、見ていてホントに心臓に悪い試合となる。
 「また、このパターンかよ・・・!」 誰もがそう感じたハズ。
 でも、選手たちはそんな不安を最後まで跳ね除け続けてくれた。

 そして、審判の両手が上にあがり、試合終了のホイッスルがスタジアムに鳴り響く。

勝利!!
博多の森の呪縛から、フロンターレはついに解き放たれたのである。

このあと選手たちを見送ったのは、「威風堂々」の合唱であった・・・。

 

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