人の声と足音で直子は彼らが戻ってきたことが分かった。

「待たせて悪かったな、直子。お待ち兼ねのお仕置の時間だぜ」

落合はそんなことを言いながら直子の肩を叩いた。

「な、何をするの」

「身体をほぐしてやるだけだ。安心しな」

落合が小さな乳房を揉み始めると篤と弘も吊り上げられている太腿をやさしく撫で擦り始めた。

「今日はな篤と弘に責められて気をやるんだ。あいつ等、そういう事に関しては素人だからな」

耳元で囁くようにそんなことを言った落合は乳首を摘み上げては落とし、その先端をコリコリと擦り上げ直子に熱い息を吐かすのだった。

篤が手管を使い始めると直子の悲しい身悶えは顕わになり、落合に促されるままに篤と口を合わせてしまう。

直子のやるせない息遣いを噛み付くような視線で見つめていた人間がいた。英男であった。全裸の上、拘束されている英男は間近で姉が責められている姿を目撃させられていた。猿轡をされているため声も出せず恵子の意地悪い説明を聞かされている。その表情は悔しさに満ち溢れていたが女の悶える姿に興奮を覚えているのも事実だった。

やがて、頂点を極めた直子が肉体を震わせて果てると落合が直子の目隠しを外してやる。視線の中に英男の姿を見つけた直子は驚愕した。

「何でここに弟が居るの?」

悔しそうに俯いたまま顔も上げられない英男は今までの自分の姿を目撃していたの明らかだった。

「へへへ、英男も女修行をさせないといかんからな見せているのさ」

「ああ、ここから連れ出して」

「そうはいかないぜ、お前のお仕置される姿を全部見せるんだからな」

「ば、馬鹿なこと言わないで」

直子は取り乱して身体を揺さぶり恥かしい姿にされている自分を悔しがった。

「みてごらん。直子」

恵子が英男を立ちあがらせてその下半身を直子に見せつける。直子はその哀れな姿に唇をわななかせ、英男は真っ赤になった顔を背けていた。

「元気良いだろう。ほら、こんなだよ」

恵子がそれに手を触れさせると英男は腰を引いて逃れようとした、しかし、篤に背中を受けとめられ恵子に問答無用とばかりに掴まれてしまう。

「私が処理して上げるよ」

恵子が緩やかにしごき始めると直子は劈くような悲鳴を上げた。

「止めて、弟を辱めないで」

「そうは行かないよ。こんなになっちまったのはあんたのせいさ、サービスしてやらないとね」

恵子は手の動きを早めて直子の反応を楽しんでる。

「お願い止めさせて」

直子は落合に哀願した。弟が嬲り者にされるのを目にするのが辛かったのだ。落合は魂胆があるらしく、恵子にそれを止めさせると直子の耳元に何かを吹き込んだ。辛そうに直子の顔は歪んだ。無理難題を落合が突き付けているらしい。

「出来ないなら恵子に続きをさせるまでだ」

落合が突き放すように言うと直子は涙に濡れた顔を弟に向けた。

「英ちゃん。姉さんが女の構造について教えてあげるからよく見ていて」

直子は震える声で弟に話し掛け始めた。これより、弟を救う方法がないと思っている直子の悲しい決意だった。

「よく、見てやれ、姉さんが可愛そうだろう」

必死に目を背ける英男の頬を弘が殴りつけた。英男は恵子に背を押されその開花している巨大な花の目前に跪くと直子の講義を聞かなければならなかった。恵子によって指摘された部分を直子は泣きながら英男に詳しく説明していた。

「ご苦労だったな。弟もよく分かったと思うぜ」

落合は英男を呼び寄せた。しかし、その下半身が緊張を保ったままのを目撃し、困った顔をした。

「直子、英男はまだあのままだぜ。見てみろ」

しゃくりあげていた直子は落合に顔を向けさせられ弟のそんな姿を間近で見て怒ったような顔をした。

「英男。姉さんなのよ。そんなにしないで」

「姉さんだろうと女のには変わりない。正直だよ。身体は」

落合は笑い飛ばした。

「でも、このままじゃ身体に毒だよ。私が悩みを解いてやるよ」

恵子がそれに再び手を触れさせると直子は悲鳴を放った。

「弟に触らないで」

「いちいち、うるさい女だね。じゃ、お前さんがしておやりよ」

恵子は英男の身体をさらに前に押し出して直子の脇腹に触れさせた。悪鬼たちの発想は直子を大いに苦悩させている。

「そけだけは嫌。許して」

「じゃあ、弟が料理されているのを見ていな」

落合に促された恵子はその場で英男の硬直したものを掴むとリズムを付けてしごき始めた。

「あああ、許して、姉さんを許して」

直子はブルブルと身体を震わせその不気味な感触に耐えようと目を閉ざしている英男に声を掛けた。 恵子の手管によって英男が極限を極めてしまったのはそれから間もなくだった。

「姉さんの身体にお出し」

激しく脈打つ英男の屹立を掴んだ恵子がそれを操ると、英男の放出されたもので波打つ直子の腹部は次々と汚されて行く。英男は固く目を閉ざし、太腿を震わせ、直子はそんな英男の姿を目にして泣きじゃくっている。

「随分とあっけらかんだったね。でも、仕方ないよ。若いから」

恵子は意地悪く笑うと英男に後始末を施し、猿轡も外してやる。英男は大きく息を付くとその場に座り込むと声を潜めて泣き始めた。

「泣く奴があるか、お前も気持ち良かったんだろう。恵子に教えてもらってしっかり練習しとけ」

落合は中々泣き止まない英男の肩を叩くと、虚ろな瞳を開いて惨めな弟を見ている直子の方を向き直った。

「何か、弟に言いたい事があれば言っておけ、もうすぐ迎えの車が来るからな」

直子は大きく首を振ってその申し出を拒否した。

「よし、出発、準備だ。直子を風呂に入れてさっぱりさしてやれ」

落合は篤と弘に命令した。

秘密映画

ドラゴンハウスのショーは相変わらず異様な盛り上りを見せていた。最近はお竜と直子の女同士の絡み合いが大いに受けていた。

その夜のショーが終わると落合が全員に集合を掛けた。

「お竜は明日から湯河原に行って映画撮影だ。直子はショーを演じてもらう。源三さん達はひとまず、ここに残ってくれ。弘はここで直子の実演の相手だ。篤は湯河原に来てくれ。俺も湯河原に行く」

「ご苦労だけど頑張ってくれ」

落合は憔悴している直子の肩を叩いた。そして、落合は源三夫婦の方を今一度振り返った。

「お竜の変態プレイの撮影も企画しているんだ、源三さん達には明後日の夜に湯河原に来てもらいたいんだが」

「恵子はんにやらせまひょ。あの人ならわてらの考え付かない方法で女を痛ぶりまっせ」

「そうか、任してくれるか。一応、三日後に帰ってくる予定だがそれまでここを頼んだぜ」

源三が胸を叩いて承知すると落合は納得したように頷いた。

「では行こうか」

用意が出来たお竜を従えて落合は後を託してドラゴンハウスを出ていった。

翌日、湯河原入りした一同は関西から訪れた撮影班と合流、入念な打ち合わせの後、夜から本格的撮影に入った。明るいライトに照らし出されるお竜の男心をくすぐる柔肌と精悍な肉体の男優の絡みを見物していた落合は英男の事を思い出した。お竜との撮影は目前に迫っている。メーキャップ係りを兼ねて撮影に付き添っている恵子に部屋の鍵を借りると落合は二階に用意されている英男の部屋に向かった。

中に入ると英男は真っ暗な部屋の中で何もせずにまんじりともせず座っていた。

入って来たのが落合だと知った英男は思わず後ずさりをしてしまう。

「何、怖がっている」

灯りを付けて落合は英男の前に座ると優しく肩を叩いた。

「ここでの生活は楽しいか?」

「うん。毎日、腹一杯ご飯が食えるのは嬉しい」

「姉ちゃんは元気だから安心しな。今月中にはここに来るからな」

「姉ちゃんには会いたくない」

英男は激しく首を振った。お互いに恥かしい姿を晒し合った思い出が彼の心を深く傷つけていた。

「お前、恵子に毎日、どんなことをして貰っている?」

英男は顔を真っ赤にして、俯いた。しかし、落合に促され重い口を開いた。

「擦ってもらったり、嘗めてもらったりしてる」

「そうか、気持ち良いだろう?」

苦笑した落合に英男は恥ずかしそうに頷いた。

「お前にももうすぐ女の味を知ってもらうからしっかり鍛えていてくれ。今日はお前の相手をしてくれる女の人が別の男と腰を振り合っているから見せてやる」

落合に腕を取られて英男は渋々立ち上がった。

関西撮影班の撮影は夜通し行われ、翌日の昼前にようやっと終了した。彼らはこれを二本の映画に編集するらしいが落合には想像は付かなかった。夜まで休憩になり、お竜も男優も死んだように眠りこけている。しかし、落合は次の撮影の打ち合わせをスタッフとしなければならなかった。

今度は全て恵子に任しての変態ショーだから演出は不要だった。時間も1時間も有れば終了する予定だ。

その夜、仮打ち上げという形で大広間で撮影スタッフは宴会を繰り広げていた。その中央には不気味な簡易仕置台と固定装置が配置され、その周囲にライトとカメラがセッティングされ生贄の登場を待ち構えていた。

落合はお竜の相手を務めた錦織という男としきりに話し込んでいた。錦織は三十前のいかにも玉転がしが似合いそうな男だった。ある組の金を使い込んで逃走中のところを浜谷に拾われ、中に立ってもらいこれが実演男優としての初仕事だと笑っていた。

「俺の知り合いから聞いた話ですがどうもあの女のような気がするんです」

錦織は落合の興味を引きそうな話を始めた。

「その男は女衒をなりわいとしていて、十年前に秋田で人買の途中に素人女を手篭めにしたそうです。その女は処女だったそうですがもち肌でなんとも言えず気持ち良かったという話でした。それで、今年の春、良く似た女が東京で壷を振っていたのを目にしたそうです」

舞台では恵子の説明に続いて、お竜が口上を始め、カメラが回り始めたが落合は錦織の話に興味を曳かれていた。

「それで賭場がはねるのを待ってその女に話し掛けたら人違いでしょうって一蹴されたそうです。だから俺にもその賭場に行って美人壷振師を拝んで来いって勧めたんですよ」

錦織は酒が入った所為かペラペラとよくしゃべり笑顔を見せた。

「その賭場の場所は聞いたか?」

「なんでも白戸組が仕切っているマーケットの中にあるとか聞きました」

「間違い無い。お竜だ」

「やっぱりね。俺も奴に自慢できますね」

錦織は満足そうな笑いを浮かべ全裸で口上を続けるお竜に視線を飛ばした。

「その男に連絡を取れないか?」

「女衒で日本中を飛び回ってますからね。家の住所を知ってますから手紙でも書きますよ」

「じゃあ、俺に連絡を取るように言ってくれ」

落合は名刺を取り出すと裏面に別荘の電話番号を書きこみ、それを錦織に渡した。お竜にとって触れられたくない過去を知る男。落合は面白い存在だと思っていた。

既に舞台ではお竜が仕置台に横たわり、恵子が軽い調子で刺激を与え始めていた。そして、その周囲をスタッフが取り囲み非情なレンズがお竜の淫らに悶える姿を追っている。

「ああ、感謝の気持ちを込めましてお竜が皆様をお慰め申し上げます」

恵子が下半身に粘っこい攻撃を集中し始めるとお竜は喘ぐような声で囁いた。

「三人の殿方のお相手を致します。どうかいらして下さい」

甘い身悶えるで訴えるお竜に刺激され五人かの男たちが立ち上がった。五人の男達にじゃんけんをさせ、順位をつけさせたお竜は次の口上を述べ始めた。

「一番目の方はお竜が口でお相手します。二番目の方は右手で三番目の方は左手でお相手致します。負けてしまったお二人の方はお竜のおっぱいを揉んでくださいまし」

啜り泣きを織り交ぜつつ拗ねるような声音で伝えるお竜に官能の芯を刺激された男達は早々に配置についた。男達の突き出すそれを受けとめ、恵子の手管で燃え上がって行くお竜、カメラは余すとこなくその甘美な姿を捉えて行く。

やがて、男達を満足させ、自らも情念の極みを貪ったお竜はしばらく目を閉ざし、荒ぶった息遣いを整えると静かに身を起こした。

「それでは身体を清めてまいります。しばらく、ご歓談ください」

お竜は浴衣を羽織ると篤に連れられ風呂場に急ぐのだった。カメラが止まると男たちは思い出したように酒を酌み交わしはじめた。

「その男のことをもう少し聞かせてくれないか」

落合の求めに応じて錦織が話を再開した。

「その女衒は石田吉松とかいいましてね。年の頃は四十過ぎでしょうか。私が会ったのは昨年末の夜汽車の中が最初でした。同じような職を生業としている仲で意気投合しましてね。盛岡の宿で飲み明かしましたよ。それからちょくちょく一緒に遠征したのですが私がしくじっちまったんでここ半年は会ってませんね。お竜のことはとても思い出に残っているらしく酔うと必ずこの話が出ます」

「ほーう。会いたがってるのか?」

「10年経っても忘れられない女なんてそうそうはいないもんですよね。その時の事は詳細に話してくれましたよ。女学校帰りの彼女を見つけて、自宅を突き止め、翌日、家にお竜を売ってくれないか頼みに行ったそうです。しかし、剣もほろろに断られ、それで道を聞く振りをして誰もいない納屋に連れ込んで手篭めにしたそうです。女は抵抗したそうですが泣き言は言わなかったそうです。吉松は幾らかの金を置いてその場を後にしたそうです」

「ふーん。わかった。是非、会わしてやりたい。泣いて喜ぶかもな」

落合が低い声で笑うと錦織も釣られて笑い声を上げた。

舞台では風呂から戻ったお竜が篤と恵子の手によって後ろ手に縛り上げられている最中であった。やがて、お竜が縛られた裸身をすくっと立たせるとカメラが再び回り始めた。

「お待たせいたしました。これよりお竜の恥ずかしい姿をお目に掛けます」

既に覚悟しているお竜は何の抵抗も無く、仕置台の上に寝そべると大きく足を広げ、篤と恵子の手に委ねてしまう。またしても両足を大きく開かされ吊り上げられるという言語絶する姿態を組まされたお竜は高鳴る鼓動を抑えるかのようにしっかりと目を閉ざしている。しかし、カメラは容赦無くその卑猥な姿を映し出して行く。

「いつまでも黙っていちゃ駄目だよ。次を続けな」

火照り出した頬を恵子に突付かれたお竜はうっとりとした目を開くと錦織の名を呼んだ。既に打ち合わせが出来ていたのだろう。照れたような笑みを浮かべた錦織は立ちあがった。

「今日はほんとうにご苦労様でした。お竜の身体を少しお楽しみください」

屈辱のポーズを取らされているお竜は自然と声が震え出す。しかし、見た目にはなんのためらいも恥ずかしさもかなぐり捨てたような感じにその姿は生ずるのであった。

恵子に要領を教えられた錦織は枕に載せられ小刻みに痙攣している双臀の傍らにどっかりと腰を降ろした。

「よっしや、わしの手管もたいしたもんやで」

恵子の手で乳房を揉み解され、錦織の手管を下半身に受けて、お竜は再び情念の炎に火が付き始めた。お竜が甘い啜り泣きを洩らし、激しく身悶え始めると恵子は手を止め、ピンセットを錦織に手渡し、お竜の耳に何か吹き込んだ。

「ねえ、あなた」

お竜は命ざられるままに鼻に掛かった声を出した。

「お、お竜のおさねを摘んで戴けます?」

さすがに口篭もったお竜を無視するように錦織は幾重にも畳まれた襞の上端に顔を覗かせる愛らしい突起を見つけると襞を押し開きながらその突起の根元を摘み上げた。

「あ、ああ」

火照った身体に冷たい感触が触れ、それを強く摘まれるとお竜は双臀を大きく揺らして消え入るようなうめきを洩らした。

「痛いのか」

「いえ、あまりに気持ちが良かったのですわ」

錦織が締め付けられる感覚に顔をしかめるお竜に尋ねるとお竜はこともなげに答えた。じれったい感覚に身を揉むお竜は自らの肉体を痛めつける責めを要求しなければならなかった。

「そ、それを洗濯バサミで挟んでください。恥ずかしい踊りをお目に掛けます」

恥ずかしそうに訴えたお竜は堪えきれずに涙に咽び始めた。

「こうやな」

錦織がその先端を洗濯バサミで挟みつけるとお竜は笛が壊れたような悲鳴を上げ、双臀をがくがく揺らして激しく身悶え始めた。

「い、嫌」

お竜が双臀を揺らすために洗濯バサミが大きく弧を描くように揺れるのだ。それにその部分が強く引っ張られるためにお竜は自分の身悶えによってやるせない感覚を倍加されるという悲しい状態に陥っていた。良く見ると洗濯バサミには釣りで使われる小さな錘が取り付けられていた。

小さな悲鳴と、やるせないため息を織り交ぜながら身悶えるお竜は恥ずかしい踊りを続けている。見る者はその珍妙で淫猥な踊りを目を凝らして見つづけている。

汗に滑っている美女の奇妙な踊りをカメラに十分納めさせたと感じた恵子は懊悩するお竜の頬を突付いた。更に我が身を辱める責めを口にしない限り、このままの状態が続くと恵子は脅すのであった。

「ああ、お竜はこのまま浣腸されるのが好きなんです。して、早くして」

喘ぎながら訴えるお竜の震える双臀を篤が押え込むと恵子がその秘めたる中心点に念入りに油を塗りこめ始めた。

「あああ、早くして」

その部分に刺激を受けたお竜はやるせなさが加速されたように訴えている。恵子はそんなお竜の狂態を横目で見ながら羞恥の源泉にビー玉をそっと含ませ、更にお竜を追い詰めてゆく。

「さあ、一番手はあんただよ」

恵子に浣腸器を渡された錦織はきょとんとした顔付きをした。

「俺、こんなのしたことないぜ」

「差し込んでポンプを押すだけよ」

恵子に言われた錦織は狙いを定め出す。しかし、枕の上の双臀が跳ねるようにして身悶えるお竜のためにそれを挿入することができない。

「ほら、もっとおとなしくしてだんなに頼まないか」

恵子に尻を打たれたお竜は耐えきれない感覚に歯噛みしながら屈辱の口上を述べなければなかった。

「あなた、浣腸してね。やさしくしてね」

ようやっと動きを止めたお竜であったが震えは止まらない。しかし、錦織の突き出す矛先をしっかりその部分で受けとめてしまった。

「じゃ、いくぜ」

体内に侵入してくるおぞましい溶液を感じながら、お竜は悪鬼たちに嬲り尽くされ自分の身体がやがて燃焼し尽くしてしまうのではないかとぼんやりと考えていた。

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