真琴への折檻

 ブレイルームに連れ込まれた真琴は後手に縛られた裸体を鎖で吊り下げられ、折檻の開始を待たされていた。真琴の脳裏に浮かぶのは失敗に終わった逃走劇の一部始終であった。

 猛烈な尿意を覚えて覚醒した真琴は鏡の小部屋に全裸で吊り下げられている自分に愕然とした。仕方なくそのままの姿で排尿を終えた真琴は松井によって外に連れ出され、そこに惨めな姿の唯もいることに怒りを感じ、近づく松井を蹴り倒し、それを制止しようとした木曽にまで回し蹴りで昏倒させるという素晴らしい活躍を見せた。

 一時は三枝までを慌てさせた真琴の逃走劇は栗山の気転で幕を下ろした。真琴にとっては三階への階段に不用意に足を踏み入れた決断を悔いるしかなかった。

 「おとなしくしてるか?」

 三枝が栗山と木曽を従えてプレイルームに入ってくると見張りをしていた松井は大きく頷いた。

 「おとなしくしてましたよ。さっきの暴れぶりが嘘のようです」

 笑みを浮かべた松井に言われた三枝はツカツカと真琴に歩み寄り、髪の毛を掴み上げるとその無念そうな顔を覗きこんだ。

 「よくも、あんな暴れだしやがったな。俺たちの恐ろしさを思い知らせてるぜ」

 「ふん。お前たちなんか、縛った女を痛め付けることぐらいしか出来ないんだろう」

 燃える瞳を向けた真琴の悔しげな表情をせせら笑った三枝は縄を上下に巻きつけられことさらその大きさを強調された真琴の乳房をむんずと掴んだ。

 「こら離せ。離せよ」

 必死に身悶える真琴を面白がり三枝は更に力を込め始めた。たまらず真琴は足蹴りを放ち、三枝に尻餅を付かせる。

 「なんだ、まだ、俺たちに楯突くつもりなのか?」

 松井に顎を掴まれ凄まれても真琴は怯えるどころかその怒りをますます増幅させる。

 「何で私や唯がこんな目に遭わなきゃならないの?納得できないわ。木曽さん教えてよ」

 松井が身を屈め、両足を膝辺りで縛りつけ、足技を封じている隙に木曽は怒りに身を震わせる真琴の前に立った。

 「お前が警察になんか通報するから俺は捕まって、芸能界から追放されてるんだぜ。その恨みを返すためさ」

 「あなたが悪い事をしたのよ。当然の報いだわ」

 木曽の言葉に真琴は即座に反応した。癒し系の音楽と言われ、若い女性の心情を微妙に表現する技巧を持ち、繊細な歌声で魅了する木曽が裏では大麻パーティーを開いていたりするギャップが真琴は許せなかったのだ。

 「お前には捕まった連中の前でたっぷりと詫びを入れて、その身体を楽しませてやるんだ。覚悟するんだぜ」

 乳首を抓まれた真琴は反抗できぬ悔しさにキリキリと歯を噛み鳴らしている。しかし、まだ気持だけでは負けてはいない。

 「だ、誰がそんな事をするもんですか、あなたたちなんか地獄へ落ちればいいんだわ」

 「まあ、いい。どこまでその強気がもつか楽しみだぜ」

 木曽が指を離して三枝の傍らに並んだので真琴はほっと息を付いた。悪魔たちに弄られ続ける真琴は今にも緊張の糸が途切れるほど神経が参っているのだった。

 「さあて、この腹立ちしい女にどんな折檻をしてやろうか?」

 縛り上げた真琴とにまで足蹴にされた三枝は憎々しげな表情を浮かべて一同を見回した。

 「繁みを剃り上げて肉の踊りをさせましょう」

 栗山が大野譲りの陰核責めを提案したが三枝は難色を示した。木曽の連れてくる客人たちの手で真琴の陰毛を剃り上げ、溜飲を下げさせるプランを三枝は持っていたからだ。

 「それなら、浣腸はどうですか?鼻っ柱強い女ほど効き目はあると思います」

 浣腸好きの松井が提案したが自然排便が好きな栗山が反対したが判断は三枝に委ねられる事となった。

 真琴は目前で悪魔たちが自分に対する淫虐な処罰を話し合っているのを耳にし、生きた心地もしない。全裸にされているだけでも気が狂いそうなほど恥ずかしさなのに悪魔たちの考えている折檻は真琴の想像を超えていた。

 「よし、浣腸責めだ」

 三枝は決断した。真琴は屋敷に連れ込まれた初日から最大級の恥辱を味合わされることになったのである。

 跳ね上げ式の机が下ろされ、生贄の両足を高々と吊り上げるための鎖の調節を終わると真琴は鎖から切り離され、松井と栗山によってその裸体を横抱きにされ、机の上に載せ上げられる。

 三枝は恐怖に顔を引きつらせる真琴を見て嗜虐の笑みを浮かべてると口を開いた。

 「逃げようとして大暴れをしたお前に対する刑罰を申し渡す。この場で浣腸責めを施した後、暗闇部屋に24時間、監禁する」

 浣腸責めと聞いたとたん切れ長の真琴の瞳が大きく見開かれた。さすがの真琴も動揺を隠すことは出来なかった。

 「怖いのか?あれだけ大暴れをしたお前でも」

 女を苛めることに極上の悦びを感じる三枝に形の良い顎を撫でられると真琴は悔しげに横を向いた。

 「勝手にするが良いわ」

 吐き捨てるように言った真琴が目を閉ざすと三枝は松井と栗山に目配せを送る。

 すかさず栗山と松井は揃えて縛られている真琴の足首に革ベルトを装着し、それのフックにを天井から伸びる鎖を引っ掛けた。

 両足の拘束を解かれ、鎖が吊り上げられると真琴は激しく二肢を揺さぶり、はかない抵抗を示し始めた。

 「あはは、今更、そんなに暴れても手遅れだ」

 三枝に笑われた真琴はほとんど垂直に吊り上げられた二肢が左右に開き始めると慌て始める。

 「な、何をするのよ。止めてよ。止めて!」

 引きつった悲鳴をあざ笑うかのように真琴の両足は限界まで開かされ、制止した。

 その余りにも破廉恥な姿勢に真琴の胸は震え、遂に涙がその目尻から流れ始める。

 「良い格好じゃねえか。俺たちに毒づいたお姉さんとは思えないぜ」

 「そうだな。あれだけ暴れまくったから俺はてっきり男かと思ったよ」

 悪魔は口々に卑猥な揶揄を屈辱の姿勢を組まされた真琴に浴びせ掛け、先程の騒動の溜飲を下げるのであった。

 遂に身動きも出来ず、舞台に晒された真琴は悪魔たちの淫虐な折檻を待つだけになったのである。

唯の決断

 「な、何をするの?」

 突然、松井が縄に締め上げられた乳房を隠微に揉み始めたので真琴は慌て気味な声を上げた。

 「浣腸されるのが辛いと思ってな。お前の身体を溶かしてやるんだよ」

 「ば、馬鹿な真似は止して!」

 酷薄そうな笑みを浮かべて自分に刺激を与え続ける松井に心が凍るほどの嫌悪感を覚えた真琴は激しい声を上げ、その顔を睨み付ける。

 「まだ、観念できないの?いい加減に諦めて、松井さんに全てを任しちゃったほうが気が楽だよ」

 意地悪そうな笑みを浮かべる由里にも反対側の乳房を揉みこまれ、真琴は悔し涙を滴らせながら頭を打ち振るのだった。悪魔たちの眼前に自分がそんな状態に陥った姿を余すところなく晒すことなど真琴にとって途方もない屈辱に違いなかった。男勝りの空手を使い男たちをなぎ倒すほど気性の激しい真琴を肉欲に狂わせる悦びに男たちは目を輝かせその苦悩する白い生物に目を凝らすのであった。

 「ああ、あ」

 松井の指先が無残に広げられた股間に伸びると真琴は悲鳴を放ち、狂おしく吊り上げられた双臀を悶えさせた。しかし、そんな虚しい足掻きもすぐに影を潜め、真琴は松井の指捌きによって悔しい快感を感じ始めるのであった。

 真琴がシクシク啜り上げ、松井の技巧に身を任せ始めたのに満足げな笑みを洩らした三枝は栗山をモニタールームに誘った。

 三枝は地下室の暗闇の小部屋に押し込められている唯の事も忘れていなかったのだ。

 「おお、暗闇の恐怖に怯えてるな」

 栗山は暗視カメラに写る全裸の唯の全身を揺すって泣きじゃくる姿を見て満足げなえ身を浮かべた。唯は泣きじゃくることにより暗闇の恐怖を少しでも軽減できるのではないかと思い、声を上げ続けている。そんな哀れな唯に二人の悪魔たちは快心の笑いを浮かべる。

 「小便を洩らしてるじゃないか、こいつはいいぞ」

 唯の足元に小さな水溜りがあるのに気がついて三枝の嗜虐心は大いなる満足感を覚えるのであった。

 「栗山さん。唯を連れてきて貰えませんか?」

 「え、」

 三枝が予定より早く、唯の折檻を切り上げようと言い出したことに栗山は驚きを覚えた。

 「あいつに真琴に浣腸させるんですよ。楽しいと思いませんか?」

 三枝が悪魔的な笑み浮かべて語りかける姿に栗山も成る程と頷いて見せた。三枝の発想は栗山も十分に満足させる内容だったのだ。

 「唯、聞いてるか」

 暗闇の部屋に三枝の声が響き渡ったので唯は泣くのを止め、はっと顔を上げた。

 「そこから出して欲しいか?」

 「お願いします。出して下さい。もう、逃げたりしません。何でも言うことを聞きます」

 唯は必死の叫びを上げて三枝に訴え続けた。

 「唯、本当だな?言うことを聞いて俺たちに一生、奴隷として仕えるんだな」

 「誓います!奴隷として仕える事を誓います」

 暗闇の恐怖から一刻も早く逃れたい唯は三枝の言葉に縋り付くような声を上げた。

 「よし、そこから出してやる。ただし、俺たちの言うことを聞かなかったり、逃げ出したりしたらそこに十日間は閉じ込めてやるぞ」

 最後に唯に釘を刺してマイクのスイッチを切った三枝がニヤリとした笑みを浮かべて栗山を見ると栗山は立ち上がり、モニタールームを後にした。

すっかり意気消沈した唯が栗山によってプレイルームに引き立てられた頃には真琴に対する羞恥責めが最高潮に達していた。

 唯は破廉恥に開かれた肉体を松井によっていたぶられている真琴の姿を正視する事が出来ず、下を向いてしまう。しかし、栗山はそんな行動を許さず唯に惨めな真琴の姿を目撃させるのであった。

 真琴は股間に打ち込まれた楔を松井の手によって操作され、悔しい反応を居並ぶ悪魔たちの視線にくっきりと晒していた。

 松井の手管に操られ、やるせない溜息を唇の端から洩らし、真琴は頂上に追い詰められてゆく。

 「もう、すぐみたいだね。遠慮しないで往っていいんだよ」

 由里はクスクスと笑いながら巨大な乳房を揉み上げながら無念の表情を見せながらも感情を昂らせている真琴の顔を覗きこむのであった。

 不意に真琴の吊り上げられている二肢が針のように緊張し、宙に浮き上がった双臀が激しく揺れ動いた後、静止した。遂に悪魔たちの手管により真琴は情念の極みを味合わされたのである。

 「往ったみたいだな?どうなんだ?」

 松井に縦長の臍を弾かれた真琴は悔しげな表情を見せながら小さく頷いた。捕われ、悪魔たちによって味合わされた極致の快感。この悔しさは一体何に例えれば良いのだろう。真琴の心は悔しさに溢れていた。

 「目を開けな」

 三枝に火照った頬を突付かれた真琴は固く閉ざしていた目を開くと恨みの篭った視線を投げ掛けた。

 「相変わらず生意気な顔をしてるな。次は浣腸責めだ。覚悟することだな」

 浣腸責めと聞いても真琴は狼狽を示さなかった。悪魔たちの繰り出す淫虐な責めを無感動になって受け止めようと決心した真琴であった。

 「ふん。可愛げのない娘だ。吠え面を掻かしてやる」

 三枝が栗山に目配せを送ると栗山は唯の肩を押して、無残に晒されている真琴の下半身の間近に押し立てる。唯はそんな真琴の姿を正視出来ずに顔を背けるが栗山の次の言葉は唯の想像を超えていた。

 「唯ちゃんが真琴に浣腸するんだよ」

 それまで項垂れていた唯ははっと顔を上げると泣き出しそうな顔をして栗山を見つめた。

 「出来ない。出来ないわ」

 頑なに拒否をした唯の顔を栗山は覗き込んだ。

 「君はさっき何て約束したか覚えてるいかい?」

 栗山に言われて唯は新たな恐怖に苛まれ、哀れにも小さな裸身を震わせている。それに傘を掛ける様に栗山は言葉を続けた。

 「君が拒否するなら先程の約束を早くも破った事になる。10日間も暗闇部屋で暮らしたいのかい?」

 暗闇部屋で唯は30分だけでも十分すぎる恐怖を味わっていた。10日間も入れれていたら、恐らく発狂してしまうのではと考えるだけでも恐ろしい事だった。

 「さあ、出来ないのならもう一度、戻ってもらおうか」

 栗山に背を押された唯は足を動かさなかった。彼女は芸能界でただ一人の友人とも言える真琴に恥辱の一撃を与えることを決意したのだ。

 「どうした?やるんだな」

 栗山に尋ねられた唯はこっくりと頷いた。しかし、彼女の小さな胸の中は悔恨で溢れていた。自ら口を滑らせたために真琴は誘拐され、自らの手でその心と身体に恥辱を与えようとしている。唯は自己嫌悪に似た感情に苛まれながらもどうしようもない恐怖と引き換えに悪魔との取引に応じたのだ。

 「これを真琴のそこにぶち込んでポンプを押すだけでいいんだよ」

 唯に浣腸器を手渡した栗山は真琴のあからさまに晒されている可憐な窪みを指差して笑うのであった。

 栗山と松井によって机の上に載せ上げられた唯は悲しい視線を真琴のその部分に注いでいた。しかし、始めないと悪魔たちにまた難題を突きつけられる恐れに心を慄かせた唯は涙を浮かべて真琴の顔を見つめた。

 「真琴ちゃん。ご免なさい」

 唯に声を掛けられた真琴は目を開き、その手に浣腸器が握られていることを目にして驚愕の表情を浮かべた。

 「ああ、何で唯ちゃんがそんな事をするの?私たち友達でしょう」

 「許して、これをしないと私がお仕置きされるの。許してね・・・」

 唯は涙をハラハラ溢しながら頭を下げると真琴のその部分に溶液をたっぷりと吸い込んだ浣腸器を突き立てた。

 「あっ」

 体内に侵入してきた異物に真琴は吊り上げられた双臀を揺さぶって反応を示した。

 「ごめんね。許してね」

 唯は今一度詫びを入れるとポンプを力一杯押し込んだ。

 真琴は眉を寄せ、悔しげに唇を噛み締め、その不気味な感触に耐えている。捕われ、全裸に剥かれ、身動きを封じられ、味合わされる汚辱の浣腸。真琴の悔しさは正に頂点に達していた。唯を使って自分にそんな屈辱を味合わせる悪魔たちに対しての憤りで真琴の胸は溢れんばかりになっていた。

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